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ゆめ か うつつ か
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弟「俺はこの間、なめこについてしみじみ考察したんだ。

なめこはなぜあんな姿なのか? 進化の過程で、何を考えたらあの形になろうと思うんだ? 外敵から身を守るためとはいえ、機能の取捨選択がおかしいだろ。もし俺がなめこなら、ああはならないと思う」

わたし「(もし俺がなめこならってどういう仮定だ)なに、あんた、なめこ嫌いなの?」

弟「いやむしろなめこは好き、っていうか大好きだけど」

わたし「へぇ……初耳だね。わたしはあんまり、味とか好きじゃないけど。ぬるってしててさ」

弟「それがいいじゃん、なんかあの手触りに癒されてさ」

わたし「(手触りに癒される!?)ふーん、いやあまりまじまじ触ったことないわ。料理するときくらいで」

弟「俺はマレーシア居たときに、よく踏んでたなぁ」

わたし「踏んでた!? なめこを? わざわざ?」

弟「うん、シュノーケルやってるときに、海でさ。素足にぷにって」

わたし「……海? マレーシアって、海にもなめこがいるの?」

弟「ったりまえじゃん、マレーに限らず海底にごろごろして……………………………………えっ、俺、今、なんつってた? なまこって言ってたよね?」


言ってないヨ!

びっくりしたわー。なめこを素足で踏んで楽しむ趣味をカミングアウトされたかと思ったわ。ないわー。ぬるぬるだわー。

それにしても長い言い間違いだ。











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三十路になる弟が、いつの間にかナノケアなスチーマーを購入していた。

「いやー、イオンの力はすごいわ~。お肌しっとり!」

うわ~キモ!って思わずゆっちゃったが、もともと男性は毎日ひげを剃らねばならないので、スキンケアに気をつかう必要もあろうか。

しかし女性と男性ではスキンケアの発想からして違うんだなあと。女性がスキンケアといったらまず化粧品、せいぜいマッサージやエステなどアナログ主体だが、男性はいきなり電子機器にゆくんだね。自然の力を信じるか、科学の力を信じるかの違いというか。

昨今男性向けのビューティ用品が大人気だというけど、化粧水や美容液より、メカ美容に力を注いだほうがいいんじゃないかな。










持病を悪化させた父が、四泊五日の入院をした。

そもそも親父に持病があることすら知らなかったので、入院の話を聞いたときは目を丸くしたが、どうやら二十年ほど前から症状があったのを、病院に行くのがいやさにひたすら隠し通していたという。

半年ほど前から痛みが激化し食後伏せりがちになり、やむなく周囲に白状したものの絶対に病院には行こうとせず、しまいには病院の話をするだけでも不機嫌になっていた。

なまじ六十代後半に至るまで大事なく過ごした超健康優良老人なので、説得するのも一苦労。今は痛みも少ない日帰り手術があると説くと、一転素直に肯じたところは、注射をいやがる小児と変わらない。

手術の日取りを決めるのにまたひと苦労、二十年来の宿痾を日帰りで取り去れるわけもなく、なんだかんだ話し合いが終わらぬうちに病状はますます悪化し、緊急入院と相成った。

幸い手術は無事終わったが、「これに懲りて病院は早めに行くことだね」と言うと、「イヤだ!病院なんて二度と行かない!あんなとこ行ったら病気になる!」とか言っていて、なんかもう呆れるより感心した。


フツー二十年も我慢しないよね。病院行ったほうが絶対ラクでしょ。つうかうちひい爺さん医者でしょ。薄々気づいてはいたけど、お父さんってひょっとしなくてもバカなんじゃないの? バカなんじゃないの? バーカバーカ!















 わたし作:「リボン」、「ねこ」、「鳥」と、姪っ子A作:「石ころ」。



そういうわけで母と姉と姉の娘ふたりとわたしという、女ばかりの突発五人旅へ行ってきた。といっても一泊二日、軽井沢に少しだけ寄っただけの小旅行。二歳と四歳をひきつれてたらまあそのくらい簡素でちょうどいい。

妹のSちゃんは二歳でまだ言葉もおぼつかない、そのもどかしさからか、泣き出すと全身で暴れまわり、手に負えない。Sちゃんにつききりのママを眺めてお姉さんのAちゃんは困ったようなうらやましいような、不安そうな顔をしている。それが不憫で、その夜は代理ママとしてわたしがAちゃんと一緒に寝てあげることとなった。

Aちゃん「おなかすいたー」
わたし「んー? でももう夜だからねー、朝がきたらご馳走食べようね」
Aちゃん「・・・・・・・・・・・(もくもくと口を動かす音)」
わたし「? Aちゃんなに食べてるの?」
Aちゃん「・・・ひみつー」
わたし「いいなあ、わたしも食べたいなあ」
Aちゃん「はなくそを?」

・・・・・・・不覚にも爆笑。はなくそ食うな!!!!

そんなこんなでお話を五つほどしてあげてようやく寝てくれた。かと思うとひどい寝相で布団から蹴り出され、その夜は3~4時間ほどしかまともに眠れず。翌朝、いやーすごいなー、母親って。と感想を漏らすと、姉はこともなげに「なにいってんの、子育て中の、とくに働くママの睡眠時間なんてみんな三時間半くらいだよ」と言ったので、なんかもう子育て中の働くママすげえって素直に尊敬した。











姪っ子Aは夏至の生まれ。夏至といえば『真夏の夜の夢』、夏至には妖精が生まれてくるという。

わーじゃあAちゃん妖精の取り替え子(チェンジリング)だったりして、なんて個人的トキメキは別にしても、一年でいちばん日が長い季に生まれたというのは、晩秋生まれのわたしとしてはちょっとうらやましい。


冬至に生まれたから「とうじ」と名付けられた人の話は聞いたことがあるが、夏至生まれはさすがにそのまま「げし」とは名付けられないから、読みなども一捻りしなけりゃならないだろう。

ありきたりなところで朱夏、夏が来るから夏来(なつき)、夏の夜で夏夜(かや)、夏衣(かい)もさわやかでいいなあ。などとしばし名付け妄想に駆られる。


ま、日本の夏至は高確率で梅雨だけどね!






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