神さまは只今出雲に行っているはずですが。

台風でJRがストップし飯田橋から会社まで歩いた道すがら、東京大神宮があるのに気付き、そういやわたしには神社巡りという趣味があった、とさらに気付いた、つうか思い出した（忘れかけていたが、実はわたしには、寺社仏閣ほか・宗教建築物巡りという隠れた趣味があるのだ）。

それで、台風一過の秋晴れに、お弁当持って行ってきた。

余談だけど、都内って宗教建築物の宝庫だよね。代々木上原の東京ジャーミィ(イスラムモスク）、お茶の水のロシア正教会、ほかもろもろの寺社仏閣。

　大通り沿いの看板、キャッチフレーズは「東京のお伊勢さま」。

参道をたどってゆくと ほどなくして

　あった。わりとこぢんまりしてる。

しかし、予想に反して、ものすごい賑やか。四時過ぎで時間もビミョーだし、もっとこう、たそがれた社でひとり静謐で穏やかな時間を過ごしたいと願ってきたのに、人多すぎ。それも比較的若い女子が数人でキャッキャキャッキャ、何だ！？お祭りか！？ってくらい、居る。参拝に列を成している。

　お守りやおみくじを買うための女子のひとだかり。

……これってもしかしてやっぱり婚カツの一種？
そういえば東京大神宮って縁結びで有名なとこだった。明治天皇が神前結婚を創始した場所だからなぁ。。

何かものすごい場違い感を覚えながら境内の隅に腰をすえ、おにぎりをばりばりもぐもぐ食べ　ラジオを聴きながら《彼女たち》を観察していた。やっぱりものすごく若い女の子っていうより、２０代後半～３０くらいが多かったな。絵馬も一様に恋愛成就や恋人探しの内容ばかりで、おそれいった。

ちなみに、いきなりばりばりおにぎりを食いだすわたしはわたしで、彼女たちの注目を集めていたのは確かだ。巫女さんにも振り向かれた。え？ここ飲食禁止？ってくらいまじまじとみつめられた。おにぎりを。

居づらくなったので、さっさと退散することにした。

　何かの取材まで来てやんの。

鳥居の外でカメラを向けていたので、何かコメントを求められたらノリノリで「カレシ欲しくて参拝に来ました☆」的なことを答えてあげようと思ってたが、声をかけられることはなかった。ほっ！

　でもお守りは買った。

お守り収集家として、ここの鈴蘭守りのかわいらしさは外せない！ビーズで刺繍がしてあって、とても愛らしい。


＊


婚カツ中の男子は、東京大神宮に行ってナンパでもすればいいんじゃねえの、って思った。

台風一過

「来れる？？」と職場からあらかじめ打診されたにもかかわらず、「ああ何か台風近づいてるんですねぇ　まあ多分だいじょーぶでしょう昼出勤ですし」とか能天気にゆってたらJRが昼過ぎまで全面不通になってて全然だいじょーぶじゃなかった今日この頃、みなさま台風はいかがでしたでしょうか。

「スイカの使える地域（＊JR関東圏内）における台風なんて恐るるに足らず」と、心のどこかで侮りの心があったのはいなめない。

　　空がきれい。


＊


何かおもしろいものが落ちてないかなって思ったけどハンカチくらいだった。昔友達が、台風のとき食パンが空を飛んでいたのを見たってゆってたな。台湾では熊のぬいぐるみが飛んでいたよ。

パンとかぬいぐるみとか、そういうやわらかいものならいいけど、看板とか自転車とか硬いものになると当たったら死ぬかもしれないし　危ないよね。台湾では台風警報が出ると街中シャッターおろしてしまってた、デパートも夕方五時で閉まってたし。

こう……そういう、南の土地に比べると……東京の台風っていかにもぬるい気がしてしまうの。。

ハロウィン的な食べ物が巷に出回る季節になってきた。

　バスキンロビンス（＝３１）の月代わりアイス。ミント＋チョコ＋ポップキャンデーというわたしの好みど真ん中を射抜いてきた。これ、レギュラーにして……！

　ｍがご馳走してくれたハロウィンタルト。パンプキンな味。

そういや小学生の頃、近所に住んでた外人一家がハロウィンの季節になると子供にお菓子を配ってくれたな。たいがいド紫とかドピンクとかの気持ち悪い色のキャンデーや、地獄のような甘さのチョコレートで、もてあましてたけど。


＊


ところでわたしは性格に似合わず携帯の写メをファイル分けするなどという細かいことをしているのだが。
先日、その筆頭が「食べ物」フォルダであることをｍに見られて大ウケだった。

食べるの　好きです。

そして道化の日々は続く

こう…･･･車のフロントガラス下部にある、雨のときに使う、ウィーンウィーンって動く…

わたし「『スナイパー』みたいな名前の……」
ｍ「ワイパーね」

似てる！　と　思う……


＊


Gの誕生日、張り切ってアウトレットまで出かけたら財布を忘れてGに「サーザエーさんサザエさん♪」と囃された。財布レスでアウトレットって究極の節制術だな　と思った。


＊


わたし「ところでメガネ男子ってわたしあまり好みではないのよね。
　　　　どこがって、たとえばラーメンとか食べてるときメガネに湯気がつくでしょ
　　　　あとは、冬に電車など寒暖の差が激しい場所に出入りするとくもったりするでしょ
　　　　あの水蒸気が生理的にちょっとね」

まじめに語ったのに　爆笑された。　え？　何か面白かった？　
いや　まあ　わたしもメガネかけてるんだけどね。

ちなみに　そういうメガネの非常時にこまめにメガネのケアをする男子は好ましさを感じます。


……今思ったけど　わたしのメガネ男子イメージって草食系じゃなくてアキバ系。。

エール。

風雨多めな人生のりこえつつ、現在は医療系予備校生におちついているMちゃんとお茶……

……しに喫茶店行ったらなぜか弟がいた。

姉弟は喫茶店の好みも似るってか？？


＊


教育方針とか　こんな子供になって欲しいとかそういうの全部親のエゴだから。よくある勘違いでは、親は子供を自分のものだと思い込んでるけど、子供はまったく別な一個の人格で。だから「こうなってほしい」とかそういう親の願望が介在する余地はない、着地点を決めるのは子供である自分なんだから。

でもそういうことに悩むのは　そういうヒトは　キライじゃないぜ。

悩むヒトがわたしは好きで、それは自分も大変悩む部類の人間であるからかもしれないが、でもひとつ言えるのは、大事なことをみつけてからわたしの生き方はとてもシンプルになった。バカになれたっていうほうが正しい。ひとつ大事なことがみつかると、芯があると、ひとは生き易くなれる。

大事なことが見つかるまでわたしは数限りなく絶望したし、この先永遠にその大事なものを守り続けられるかどうかもわからない、守りたいとは思うけど。

でもわたしはたぶん、今が人生でもっともバカになっている、なれている季（とき）だと思う。そしてそういう瞬間はね、どういうタイミングかはわかんないけど、きっとあなたにも来るからね。

だいじょうぶだからね。。