真善美

秋晴れのオフィス街。
こんな日は仕事なんてうっちゃって　あのひとと街をそぞろ歩きたい。。


＊


……しかしまあそういうわけにもいかず　今日と今日とてAM三時半帰宅なわけです。

今の仕事場の不満は　時間が不規則なことと。あと、人が善すぎるということだ。

軽い気持ちで「◎◎が欲しいんですよ」と　言っただけなのに　あんなにみんな総出で探してくれるなんて。
しかもKさんには代わりにと高額なもらいものまでしてしまうなんて。

……三日くらいは自己嫌悪できるなぁ。思ったことすぐ言うくせは直さなきゃな。

嘘とか　つけない。




明日の仕事が終わったら携帯の電源切って　パラディソに逃避する予定です。

誰も居ない家の楽しみ方。

・大好きな人を呼びます。

・お料理を作ります。本日はポテトパイと茄子のひき肉炒めと水菜と大根のサラダとほうれん草のチーズ巻き。

・お酒を買ってきます。長く飲むことを考えると、焼酎や日本酒などのアルコール度数が強いものよりも、カクテルやビールなどのさわやかで軽いものがよいでしょう。

・音楽は低めにかけます。

→レッツ・真昼の酔っ払い。。





＊


ああ　幸福だった。。

「てっぺんのマロンは、あなただけの宝物…」

これ企画した人は、モンブランの魅力を理解しているのか否か。

モンブランの魅力、それはあの頂に宝石さながらにまばゆく輝く一粒の栗に他ならない。

だがしかし！それならばなぜ液体化という発想が出るのか！

暴走するモンブランへの愛がそうさせたのか！

その勇気に敬意を評して購入してみた。


飲んでみた。


うん、栗っぽい。



以上！

ヴァニシングポイント。

例えば真夜中、ゆるやかなカーブを描く高速道路を、120キロくらい出して運転するときにバックミラーを見るとたちまち景色が後ろに飛び去ってゆくのに似ている。

たった今まで目の前に規則正しく並んでいた常夜灯の光が消失、そしてまた次々とミラーの中から生まれていく。

目まぐるしく生成されゆく新しい世界にうっとりするけど、いつまでも見ていることはできない。目の前にはまだ道が続いているから。


ともすれば そのままアクセルを踏んで、世界が生まれ変わるスピードを限界まで速めたい誘惑に駆られる。この先に何があるのか、何が見えるのか。


いつでも 君を見ていると そういう気持ちになるのです。

わたしの消失点。

飛沫のように雨が降る

中を、中央線でひとすじに都心を目指す真昼どき。

やさしい雨のように 降りそそぎたい。


＊


先月はお疲れさまーってんで、会社の金で飲みちらかした。

秋限定、林檎蜂蜜カクテルが旨すぎてね。しゅわしゅわ弾ける微炭酸のシードルに、蜂蜜のシャーベットが沈む。

…あんまり美味しくて三杯もお代わりしてしまった。。秋だねえ。
そしてTさんはビールを6本空け、べろんべろんのまま仕事に戻っていったのであった。。