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ゆめ か うつつ か
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と いうわけで 今週いっぱいの病院の送迎及びその他病人の世話はもれなく目下無職のあたしに託されております。

兄が倒れると、夏が来るなーと思う。





邪法立川流(性愛系密教)についての読書中、親父が「何読んでるんだ?」と問いかけてきたので

「真言密教について」と答えたら、

「赤坂見附について?」と返ってきた。


「み」しか合ってないよおとうさん!!


立川流は性愛の秘儀が教えの中核をなしているとってもエロチックな密教なので、一応伏せたつもりだったんだけどまあ親父には伏せる必要もなにも無かったかな…
女性は業が深いからとかゆって女の往生つうのが認められてなかった平安時代に、仏と女性を同視するような教えがあったってちと面白いでないの。

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    たかむらりうTシャツ 


Tシャツのロゴになるほどに。


そんでもって八割方サディズムか。ど どうしてバレたんだ…!(えー)(マゾヒズムは90%くらい)(計算合わない)

つか、ひどいなこのTシャツ!!




だめだ、これ、おもしろー。
群生してた。秘めやかにたちのぼる香りは写せないけど。

好きな男からもらったすずらんの根をジュースに浸して自殺する女の話があった。こんなに愛らしいのに猛毒なんだよね。

本読んでると時間を忘れる。日にち単位で忘れる。うーん幸福。




三つほど用事があって、第ニの用事まで済ませてやれやれと思って電車乗ろうとしたら人身事故に妨害されたので、いい陽気だったし武蔵野の大地を散歩して古本屋をはしごして本を漁った。



渡辺隆次『山のごちそう』 正直、絵に惹かれて買った。ふきのとうとかタラノメとか…キレイ!山野草の料理法がいっぱい載ってるので勉強するぞ~!後半、山暮らしのエッセイがすごく羨ましかった…あたしもこんな生活したい…

岡本綺堂『青蛙堂鬼談』 百物語形式に雪の夜、怪異な物語を話していく。話のひとつひとつが短くて読みやすいしいろんなジャンルの話が混じってて飽きない。やっぱり中国古典からいろいろ引っ張ってきてるのがわかるけど、巧い。「一本足の女」「青蛙神」「猿の眼」あたりが好き。

ラフカディオ・ハーン『日本の面影』 持って帰りたいような日本の風景…外人から見た日本の描写は魅力的だといつも思う。寺めぐりもいいけど、盆踊りの描写が面白かった。あたし日本人だけど盆踊り描写できないよ…西洋の風俗を広めようとする宣教師の批判をしてるけど、現在こんだけ欧化しちゃった日本を見てどう思うだろか。

江戸川乱歩 『孤島の鬼』 何度読んでもドキドキする。諸戸道雄の、箕浦への恋情が切ないなー。箕浦も恋人の灰を食うぐらいにはエキセントリックなくせに、どうして秀ちゃんを選ぶかな。壺のトリックはついこないだ横溝ので読んだやつと同じだった…トリックではなくて筆力とドラマ性がイイ。 

福永武彦『死の島』 Yさんオススメ。おもしろかった!文学したという感じ。読むそばから自問し始めるような、そういう内的作用を及ぼす本はそれなりに気合い入れないと読めない。
結末が三つ用意されてるのが新しい。二人の女が広島で心中して一人だけ死ぬ。男は広島に向かう列車で自分の書いた小説を読み返し三人の道程を振り返る。もう一人、ヒモ男の視点でA(綾子?)との関わりが書かれてて、この視点を入れた意味が…よく…わからなかった…もう何回か読みたい…
綾子はおとなしく慎ましいお嬢さんだけど家庭の問題からついにヒモ男と駆け落ちする、素子は広島で被爆し体と心に傷を持つシニカルな絵描き、絶望を内包しつつ生きる、二人は戦争未亡人の家の二階に共に住む。出版社づとめの主人公の男(相馬鼎)は素子の絵を本の装丁に使いたいと願い二人のもとに通う・・・
「死の島」は素子の島の絵に似ているアルノルト・ベックリンの絵のタイトル。芸術論が読み応えあり。シベリウス。素子のモノローグ、カタカナ表記読むの辛かった…

「廃市」 三角関係と傍デ観ル者。卒論を書くため水路のめぐらされた静かな町へ行く主人公。貝原家に世話になるが、主人夫婦は別居し妹の安子と祖母のみ。姉の郁代はなぜか寺にこもっている。姉の夫、直之は秀という愛人とふたりで済み、このふたりが心中する。遺された女二人、直之が真に愛していたのは…・?

滅びゆく町と人、水路は人口だから退廃であるという論理。

「影の部分」なんて、母娘と三角関係だもんね。こういう図が好きなのかなー。解説でも言われてたけど・死の島と構図は反対、語り手を徹底的に枠外に置くことは、この分量で話をまとめようとしたからかとかんぐった。そうだとしたらうまくいってると思う。直之が愛してたのは安子じゃなかろうか、と主人公は最後に憶測してるけどあたしもそう思った、つうかそう受け取るのが作者の意図だよね。しかし安子も郁代も、直之みたいにやる気も甲斐性もないやつはさっさと棄てて街から逃げればよかったのに。そうすると話になんないけどね!

だいぶ前の読書メモ出てきたのでしるす↓

大江健三郎『死者の奢り・飼育』 
「死者の奢り」はデヴュー作。解剖用死体を片付けるバイトに応募した「僕」、妊娠した女子学生と管理人と水槽に浮かぶ死体を片付ける・死者とかたらう・羊水に浮かぶ胎児と水槽の死者の対比、生と死。この時代でなければ書けない…
「飼育」 中学の時以来。トサツされる黒人兵、指を失う、アンファンテリブル、性を描くのを懼れない。
でもやっぱり好きではない





あと最近の…綾辻さんやらありすがわさんなんかも手出してるけどなんかやっぱり、しっくり来ない…

いろいろありまして、海外就職は結局流れてしまいました。なんだよこのヤロウ!いつまでエイプリルフールやってんだよ!って思われた方(特にG)、すいません…条件的な部分でちょっとね…職探しは難しいなー!こうしていろいろと考えてみるに、あたしにできることなんて何一つ無いのではないかといつも不安になる。それなりに落ち込んでもみたけど結局又のらくらやるしかないんだなー。うう。
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