ゆめ か うつつ か
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わたしはカフェで珈琲を飲んでいる。向かいには姉が座り、他愛ないおしゃべりに夢中になっている。わたしは外を眺めながら、適度な間を保ち微笑したりうなずいたりする。
窓の外は石畳、行き交う人々はみな鈍く輝く金髪に高い鼻。とするとここは日本ではなく欧州のどこかだろうか?
突然通行人をなぎ倒し、彼方から暴れ馬が駆けて来る。馬は闘牛もかくやとばかりに猛り狂い、あれよあれよという間にカフェのガラス窓を突き破った。カフェは阿鼻叫喚に包まれ、わたしは逃げようとして足下のテーブルにつまづく。姉の悲鳴が聞こえ、体のあちこちに痛みが走る。ちくしょうやりやがった、怒りに燃えてわたしは夢中で荒れ狂う馬にしがみつき飛び乗る。馬はわたしを振り落とそうと跳ね回り、わたしは渾身の力を込めて咄嗟に馬の目に指を突っ込む。右、そして左。生暖かい眼球がぐしゃりと潰れる感触、馬は高くいななくとその場にどうと倒れ伏す。いきおい投げ出されたわたしの体を英雄さながらに群衆が歓呼の叫びを上げて担ぎ出す。あちこち傷つき血まみれのわたしは弱々しく右手を上げ、群衆に応えながら、早いところこのばかばかしい茶番が終わり病院のベッドでながながと寝そべることが出来たらよいが、と考える…
*
エキサイティングな夢だった。
相当激しく暴れたのか、起きたときベッド周りがすごいことになっていた。暴れ馬こええ。
窓の外は石畳、行き交う人々はみな鈍く輝く金髪に高い鼻。とするとここは日本ではなく欧州のどこかだろうか?
突然通行人をなぎ倒し、彼方から暴れ馬が駆けて来る。馬は闘牛もかくやとばかりに猛り狂い、あれよあれよという間にカフェのガラス窓を突き破った。カフェは阿鼻叫喚に包まれ、わたしは逃げようとして足下のテーブルにつまづく。姉の悲鳴が聞こえ、体のあちこちに痛みが走る。ちくしょうやりやがった、怒りに燃えてわたしは夢中で荒れ狂う馬にしがみつき飛び乗る。馬はわたしを振り落とそうと跳ね回り、わたしは渾身の力を込めて咄嗟に馬の目に指を突っ込む。右、そして左。生暖かい眼球がぐしゃりと潰れる感触、馬は高くいななくとその場にどうと倒れ伏す。いきおい投げ出されたわたしの体を英雄さながらに群衆が歓呼の叫びを上げて担ぎ出す。あちこち傷つき血まみれのわたしは弱々しく右手を上げ、群衆に応えながら、早いところこのばかばかしい茶番が終わり病院のベッドでながながと寝そべることが出来たらよいが、と考える…
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エキサイティングな夢だった。
相当激しく暴れたのか、起きたときベッド周りがすごいことになっていた。暴れ馬こええ。
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