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ゆめ か うつつ か
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最近観た映画など。感想は要反転。


『スラムドッグミリオネア』  よくできてる物語だったが、特筆するところもない。もうちょっと深遠な、超自然的な話かと思っていたらわりとメロドラマだったというところに意外性があったかな。アメリカがインドを模倣する、この逆転の皮肉が効いた面白いラスト。なんにせよハッピーエンドでほっとする。元になった番組はイギリスらしいね、世界中で権利が買われてて日本では某MのMんた氏の「ファイナルアンサー?」というキメ台詞が有名だし、台湾で「超級大富翁」とかいう名前で放送されているのも観たことがある。


『エミリー・ローズ』  悪魔つきの少女を神父が見殺しにしたという実際にあった裁判をもとにつくられた、ドキュメンタリー風ホラー。とはいえ、ホラーというより、科学と超自然的現象の戦いの話だと思ったな。検察側(=科学)の必死の証明がいちいち面白かった。19歳の普通の少女が、「六カ国語を話せ」「二つの声帯を使い分け」「二回から飛び降りても大丈夫な身体能力を持つ」etc.の不思議現象を、ものすごい理屈で片付けてるの。そんなに偶然が重なるはずないだろ! だったら「奇跡」で終わらせたほうがよっぽど信憑性がある。

『フィリップ、君を愛してる!』  IQ169の詐欺師が男と故意に落ちる、そんなオハナシ。のっけから、「三兄弟のうち真ん中の俺だけなぜ養子に?」で大いに笑う。詐欺の手口の巧妙さには脱帽だが、求めるものがおばかすぎる。このへんはジム・キャリーの真骨頂だな。ヒロイン(笑)のユアン・マクレガーが刑務所の中で初登場だからか、白すぎ&乙女すぎ。内股で走るのとか、反則だろ! 仔猫ちゃんに見える。ユアンは『ベルベット・ゴールドマイン』でもゲイ役(あれはバイか?)をやってたが、今回のほうがはまってたなあ。笑える佳作。

『アイアンマン』  アメコミをできるだけ再現しようとするとこうなるのか。やたら理屈をつけようとしててガンバってたなあという感じ。ヒーローになるのは、もっとわかりやすい理由でいい。あと、わたしはやはり兵器が嫌いだと再認識した。ともあれ、ストーリーはさすがにまとまってて、二時間の長さを感じさせない。




映像よりは文字が好きだ。どこででも止められるから。




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データを他に移そうかなどうしようかな、と思っている。
今ここ(ブログ)しか動いてないし、そろそろ転職の用意もしなきゃだし、とりあえずたたんでしまおうかなあ。

そういうわけで、Yavに置いてあるテクストのほうは、11月にごっそり消えるかもしれません。



 ワルプルギスの夜、万聖節が近い。


Gと共に、市のがん検診に行ってきた。
母には「そんなもの、友達と一緒にやるものじゃないわよ」と眉を潜められたが、そういうノリでもないと、検診などというまともで善良な行動はできないというか。

マンモグラフィ検査(おっぱいをぎゅうぎゅう挟んでX線の写真を撮る)の痛さは夙に名高いので覚悟していたが、技師が上手だったせいか、それほどでもなかった。もっと鬼のよーに痛いものかと。それよりは子宮内診のほうがダメージ大きかったな、主に精神的な。そもそもマンモも触診も子宮内診もすべて男性医ってどういうことだ。機械的な流れ作業とはいえ、見ず知らずのおっさんに性器をさらけだし弄くられるのはなかなか衝撃的な体験だった。年がら年中こんなことやってる婦人科医にも同情を禁じ得ないが。

とにかくまあ、そんなこんなで乳・子宮併せて二時間くらいで検診は終わり。

正確な結果は数週間後ということなので、それまでせいぜいふてぶてしく生を謳歌しておきたい。





普段絶対に行動してない時間帯なのでちょっとへろへろになりつつ、K駅某ロージナでランチして帰宅。相変わらずのボリューム!






  

山のためいきのような気がするなあ。


北京留学中の夏の終わり、韓国人の友人に誘われ、東城区にあるというオールシーズンのスケートリンクに行くことになった。

靴はレンタルがあるので手ぶらで集合、というのがいけなかった。当然のように銀盤上は凍るような寒さで、うっかりノースリーブでやって来たわたしはひとりで凍える羽目になるはずだった。

はずだった、というのは、見かねた韓国人の男の子が自分の上着を貸してくれようとし、わたしは頑なに断り続けた挙げ句、スケートリンクをくるくると、追いかけっこになってしまったのだ。 おかげで体は暖まったが、わたしは「変な子」「頭がおかしいんじゃないの」と言われた。

後から知ったのだが、どうも韓国では男子が女子をいたわり守るのは当たり前らしく、わたしの態度はひどく奇妙に見えたらしい。

上着を忘れたのはわたしの責だし、それで寒い思いをするのは当たり前だと思ったのだけど。身内でもあるまいし、見ず知らずの他人に甘えたくなかった。そのころわたしは未熟で頑なで青かったので、返すあてもない借りをつくりたくはなかったのだ、負けるような気がしたのだ、屈辱だったのだ。

人類学で贈与論を学んだときは、だからこれだと思った。ひとは与えられるばかりでは心理的負荷がかかってゆく一方、だからお中元やお歳暮は同等のものを返すんだし、ポトラッチでは破産するまで贈答を繰り返す、すなわち「返せなくなったら負け」。

今はもう大人になり、ひとから受けた優しさは他人に返せばいいと思えるようになった。
それに、何かに負けることもそれほど恐れてはいない、つもり。

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