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ゆめ か うつつ か
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台湾でアレルギー改善に漢方のススメを受け、そこはかとなく興味が出たのでかかりつけの西洋医に尋ねてみたら

「あ、うちでも出せますよ。試してみます?」

と、いともあっさり処方してもらえた。

綺麗にパッケージングされた大量の粉薬を前に、ちょっと違和感。漢方ってこんなんだっけ?





わたしの知ってる漢方、いわゆる中医は、コレ何世代使ってるの?ってくらい薄汚れて歪んだ壁一面の薬棚から、コレ口に入れて大丈夫なの?って感じに干からびたアヤシゲな動植物を、これまた年代物の秤で計ってくれるようなそんなのだった。

昔、北京の漢方専門店のショーウィンドウにあったトカゲの陰干しを棒に刺したやつ、あれがシュールで気に入ったのでインテリアとしてまるごと買い求めようとしたら、わりと高値で驚いたことがある。そのときいくら持ってたか忘れたけど、「そんなんじゃ片足くらいしか買えないわよ」って言われた。片足じゃ意味ないよー!まあ飾るの前提で買う人の方が珍しいんだけどさ。

魯迅も批判してたけど、昔の漢方は大量に(それこそどんぶり三杯とか)服用しなきゃならないから、薬代もかかるし相当苦しかったみたいね。


→実際に飲んでみた感想。

まずっっっ!!!

口直しに甘いものとか用意しないと飲めないや……

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困=中国語で「眠い」。なるほど確かに眠いと困る。





弟に論文チェックを頼まれていろいろ、内容から校正から構成に至るまでみていたらいつのまにか朝六時になってて、あわてて出勤に備えてちょっとだけ ねた。

参考文献の書き方指導とかね、懐かしかった、、

……こう言えるようになるくらい、わたしは学問から解き放たれたわけだ。永遠にあの世界に居なければならないかと怯えていたことを考えると、まことに、喜ばしい。

結局学問も学力よりかは人間力な気がする、っていうか、常識力。お世話になったひとに、お世話になりましたと挨拶できる人がデキる人で、それはこの社会を生き抜いていくスキルでもあるわけ。わたしはそういうスキルにいまひとつ自信がなくて、出世できる自信が持てなかった。そういう常識を、ぶっとばせるほどの、有無を言わせぬ天才でもないし。

ぶっちゃけて言えば人生で恒常的に幻聴が聴こえていたのが論文を書いている時期だった、毎日背後から「死ね 死んでしまえ」って囁かれていた、そのくらい追い詰められていた。その頃のことを考えると何でも出来る気がする、人を傷つけること以外は。


本当に、人間は希望を捨てちゃいけないと思う。
人を愛することを、人から愛されることを、あきらめちゃいけない。

I嬢のお誘いを受け、オープンしたての肉のテーマパーク・東京ミートレアに行ってきた。

正確には、テーマパークの入り口付近を徘徊してきた、に近い。某ネズミの国じゃあるまいし、二時間待ちってどうよ?などとぼやきつつ、食事やら買い物やら。

I嬢は変わらずハツラツと聡明な頑張りやさんで在られ、こう、なんてえか、自分がいかにのらりくらりいつまでも社会と向き合おうとせず逃げ続けているかよくわかった。

まあそれでもいっかとか思っちゃうんだよな、わたしが自らの人生において厳しく禁じていることは殺人及び他人を傷つけることくらいでさあ。。

逃走線、ノマドロジーって言えばカッコよいけどさ、定住を蓄積を拒否してただ逃げ続けるのは体力がないと、つまりガキでないと、できない。





仕立ての良さと生地を気に入って、マント型のコートを購入した。羽織るとホームズみたいなシルエットになる、ハンチング帽とパイプが欲しいところ。


   

 わらび餅フォンデュ黒糖抹茶オレ沿え。   


ところでわたしは食べ物を評価するときに、見た目・栄養価・味覚(甘・辛・塩辛いほか)より何より、食感を重視する傾向にある。

こう……もちもちとかプリプリとかネバネバとかサクサクとかパリッとかまったりとかトロ~リとか、そういうの。

例えば梨とか、うちの両親は「栄養が無い」なんて言ってあまり好まないんだけど、わたしはあのザラザラした食感が好きで、2、3個はぺろっといける。

半熟ゆで卵の黄身のトロ~リ感が好きで、黄身だけなら二十個くらいいける自信があるし。

そばやうどんならつゆより麺の歯ごたえのあるなしでその良さを見極めるし、スープなら浮かんでるクルトンのほうが好きだったりする。

逆に微妙な味の差がわからないので、高い料理を食べてもそこまで感動できない。もったいない。

こういうのって珍しいのかな?
 

弟「こないださ、知り合いにいきなり『四肢が長いね』って言われてさ、俺まず獅子、たてがみを連想してえ?髪の毛長い?って思っちゃった」』

私「確かに文語的言い回しだけど、髪の毛の表現にライオンはもっと無いわ」


母「機械、苦手なのよ、見るだけで震えが来る」
弟「発熱とか嗚咽が出るのか?」
私「そこは嘔吐じゃないの?嗚咽出てどうすんの」
弟「え……っ嗚咽(おえつ)って……オエーッ!ってするから嗚咽じゃないの??」

母・私 爆笑。

ちなみに嗚咽=すすり泣くこと。



いや……うん……。。
まあその代わり英・仏語を操るもんね。がんばれ弟!
 

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