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*死体を探しに行く墓のココロミ。
私にプライドが無い(或いは、無いように見える)のは プライドの所在が他人と異なるからだ。私は私の深層に、これだけは突き崩させない 護り通さねばならない「モノ」を持っている、そのためならどんなに下らないことでもやり遂げるし媚びへつらうことも厭わない、笑いながら敗北できる。
…さてその深層にある「モノ」だが、実は大事に護りすぎるあまり、ほとんど実体を失ってしまったというのが妥当なところではないか。宝箱も王家の墓も 見つけた頃には空っぽなもの、言うなれば私は既に私自身の墓に相違無い。そしてたとえ肝心の中身を見つけたとしても、それは既に死んでいるのだ。
*ハーゲンダッツマカダミアより愛してる!
…とはいえ、具体的にそのひとのどこを愛しているのか問われてもうまく説明できない、性格や声や目や髪の毛や、もちろん愛しく思ってはいるものの、それはただの形骸に過ぎない。だがしかし形を愛しているならまだ理解しようもあるものを。
つまり自分でも理解不能なのだ、そのひとの何が他の人間と異なるのか分かっていない。
違ったのはただ、その人だけがわたしを廻る隔たり・壁・障害…を、越え得たということだけだ。
気付けばどうしようもなくわたしの中に入ってきていた、内部に侵入していた。ただそれだけなのに世界は厳然と分かたれた、峻別されてしまった。そのひとが居る世界と居ない世界の二つに。
二十年以上もの時間を共にした家族や、誰より親しい友人よりも、出会ったばかりのそのひとに、瞬く間に鮮やかに切り込まれた。
或いはそれを愛だとひとは言い、またそれを錯覚だとひとは言うのだろう。
ほんとは『S/Z』を買おうか迷ったけど、今のわたしは研究書を読めると思えない。。
〔Roland Barthes 1915~1980 フランスの思想家、文芸評論家。演劇や映像をといったテクストから世界をひもとこうとしたひと。ハンサム&病弱&マザコン&ゲイ&事故死という、わたしのツボをことごとく押さえた哲学者〕
バルトにハマったきっかけがこの本なので、ずっと狙ってたのだが・定価4000円ちかくてねえ……古本屋で探してたの。
この本 写真が大量にあって、もう『ロラン・バルト写真集』状態ww
わたしの好みは ハンサムで病弱で家庭的な不幸を抱えていて仮装好きでゲイで事故死を遂げたひとです。
アラビアのロレンス とか。
どなたか 他にまだそういうひとをご存知でしたら教えてください。。。
最近母を構う余裕が無くて しばらくほったらかしにしておいた罪滅ぼしに
今日の仕事が上がったら、即帰宅して伊豆までドライブ ということになった。
……そういうわけで 行って来ます。。
*
行ってきました。このたび花粉症の母が春先の避難所として伊豆に一室を需めたので、家財運びに借り出されたわけなのだが、いつも閑散とした東北道やら上信越道しか通らないので東名寄りの道は気を遣った。。
しらす丼~。ここまで来て海鮮食べなきゃウソだ、と思ったがわたしは体質的にエビカニが食べられないので、しらす。。海鮮度(今作った単位・高級な海鮮であればあるほどその度合いが高い)40パーセントくらいかな……。母は刺身丼とカニの味噌汁で海鮮度80パーセントは記録していた。。
そぼ降る雨の中 雲にけぶる伊東を望む。
……とにかく寒かった。
この後 昼寝と称して6時間以上眠る。
起きたらまっくらで、母と顔見合わせて苦笑いした。今度は天気のよいときに来たい。
*
「気に入ったらお前が住んでもいいわよ」なぞと戯れに母は言うが、私的な意見を述べさせてもらえるならば
海は怖い。
飛び込みたくなってしまうから。
昔から水場は苦手で、泳げないわけではないのにどうしてか海やら河やらプールやらはできるだけ敬遠していた、圧倒的な水においでおいでと誘惑される気がするのよね。こういう場所が近くにあったら遠からずわたしは溺死体になってしまうような気がする、だから怖い。
mが幸運にもペアチケットを収穫してきたので、某ネズミの王国におでかけ。
イベント終了後の平日、かつ入園直後だったのに入場40分待ちだった。こんなに混雑したランドは初めて。
今年は王国設立25周年記念にあたるらしく、入場者数は過去最高なのだそうだ。乗り物がのきなみ130分待ちで、ファストパスも昼過ぎにはほぼ完売。のけぞった。。
ミッキー焼き(正式名称不明)。パンプキンクリーム入りで美味しい。
アリスのカフェ。ここのお城の造形が好きなのだが、このカフェにも行列が…40分待ちでお昼とかありえん…。ありえん…ありえん・・・とか言いつつもプーさんのハニーハントに130分並び通した我々はエラい。これ、演出が面白かったー。
夕方になると少しずつ人が減ってきたので、すかさずコースター系をチェックしつつ パレードを観たり、結局閉園まで粘ってしまった。
しらゆきひめ。