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16時間…電話かかってこなかったらまだまだいけた。時々自分が空恐ろしい。夢も何十と無く見たけど今回は珍しく全部忘れた。忘れたほうがさっぱり目覚められるものだと思った。研究会さぼっちった…もういい…
あの子は無事に帰っただろうか。
*
澁澤編集『血と薔薇』 ああやっぱいいなー 欲しいなー。三冊でこの値段なら安いんだろな…思い切って買っちゃおうかな… 血は自分と他人を分かちまた融合させるもの… 電車でオナニー機械特集の写真の頁見開いてたら隣のおばさんがそそくさと席を立った。笑。
小酒井不木『大雷雨夜の殺人』 乱歩のお師匠さん?にあたる人なのかな、以前読んだのは長編で…忘れた。黎明期のものだけあってかなり簡単なトリックだけど面白かった。表題のよりも「烏を飼う女」のほうが好きだな。あと「好色破邪顕正」は探偵役の男が女に惚れてる様がなんともいえずかわゆい…
菊池俊朗『山の社会学』 「山の」「社会学」じゃなくて「山の社会」「学」だった。でも登山についていろいろ知ることが出来たのはよかった、山について詳しいのは親父だがあたしもそろそろいろいろ知らねばならないような気がするので。救助ヘリって官公のならタダなのか…知らなかった…すげえ金かかるのかと思っていた…
金子光晴『マレー蘭印紀行』 論文書く前、資料探しの為に手当たり次第に戦時下外地文学に手を出してる頃、金子光晴が妻の不倫を解消させるため逃げるようにマレーを旅していたことを知ってぜひとも読んでみたいと思ってたのだけどなかなか読む機会がなかったやつ。あの熱帯の地をどう捉えたか興味があった。日本の湿気とも違ってすがすがしく恋を呼ぶあの暑さ。ジョホール・バルは通ったけどバトゥパハは行ってないのが惜しい気がした。この本持って又行こう。
あたしがずっと疑問に思っていたこと
ずっと謎だったこと
誰にも聞けなかったこと
聞いてはいけなかったこと
聞いても答えが返ってこなかったこと。
それがつまりその問いなのだったのではないかと思う、「お前は何者か?」
日本人であるということ
日本って何だ?
向き合うのが怖いから誰も見ようとはしない真実、日本って何だ?
大体 日本 なんて あるのか?
日本は フジヤマであり ゲイシャであり ハラキリである
分かりやすく説明しようとすればするほど 簡単に言えば言うほど混乱する
つまりは謎というよりはミッシング失われたもの、ロスト、失い続けている。
みてはいけないもの きいてはいけないもの
その類の タブー だと思っている
ほんとは今問題になってることなんて問題じゃなくて ほんとの問題は別にあって
よのなか大抵はどうでもいいことなんだけど どうでもいいことが実は大切だったりもする、みんなそう思いたがっている、だって自分がかかわれるのはどうでもいいことしかないから…自分はとても小さいから…
むずかしいよね。
お前という人間なんて誰からも必要とされはしない
お前は何も変えられない
お前はこの世界に対して何の意味も持たない
徒労 全て無駄 全てつまらないこと 塵 虫 自分で自分をそう認めるのってたとえばどんな気分?
日本人であること。
俺日本人に生まれてよかった、美味い、しあわせ、って
あさりの味噌汁を飲みながら兄は言ったが
味噌汁が旨いと思うのは日本人の幸せだ
それは多分キムチに基づく韓国人の食生活や紅茶の香りを愛するイギリス人と同じで
では日本人の幸せは他に何があるか
その前に幸せって何なんだ
幸福を定義するのは難しいが
もしかりに 自らに快を与えるもの とするなら
ひとりでも幸福は成り立つ
ひとりでも
日本人に生まれたから 漫画読めるし 最新のゲームできるし お笑い番組みて笑える
それは幸福なのか
全部ひとりでも味わえることなのに
それは幸福なの?
他人の介在しない幸福は
どちらかというと安らぎにちかい
安らぎは幸福の一部ではあるが
幸福そのものではなく
むしろその字が表すとおり「安い」。
ひとはひとりでは存在できず
日本は日本だけでは存在できない
関係性…
他人との
他国との
関係性…
支配した記憶
支配された記憶
支配され続けている記憶
全部フタをしてみないふりを、それも安らぎのため
負けたことがあるっていうのは本当はとても大切なことなのに
負けたことを見つめようとしないのはなぜ?
腕をもぎ取られても足を千切られても
その痛みを無視して前へ行こうとするのはなぜ?
そんなの全然美しくないのに
精神は物体を上回るなんてそんな妄想信じているのはなぜ?
周りを見ずに
自分だけの幸福・安らぎ・を考えていたらいつか必ず再び負ける
でも今が幸福ならそれでいいのって言えるほど…
戦後の日本は「生きていくためには仕方がない」って言うところから始まった
生きていくためには体も売る、生きていくためになんでもする
誇りは 埃ほどにも 気にならない世界で
そんなもの持っていたって何にもならないから
主義とか主張とかそんなもの持たないように訓練されたから
犬と一緒 動物と一緒
生きていくために…
生きることが一番大切って本当?
それを信じることができたらどんなにかこの世界は甘美だろ。
なだらかな空と大地。
*
こうしてる間にも現実は絶え間なく進行してゆくので沖をたゆたうのはそろそろ止めにしないと。波に乗り遅れたからといって泳ぐ努力を忘れたらたちどころに溺れていくだけだ、しかし気がつくと陸は遠すぎて途方にくれる。いっそこのまま潮流に乗ってどこまでも流れて行きたい気もする。この身ひとつを武器にして世界と渡り合うのも楽しそうだが、なかなか、手ぶらになるのはむつかしい。
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雪原と夕焼けの写真を送ったつもりだったけど反映されてないのでタイトルがよく分からないものになっている。今日は学校で必要な手続きをとった後に演劇学方面にご挨拶に行って進路の心配などされつつ論文を差し上げるお約束をし、帰りに某図書館に寄ってついでだから姉の職場に寄り韓国料理をおごってもらい最近行きつけのカフェでコーヒーを飲んでる最中Gとも合流して論文の労をねぎらってもらったりなどした。
まだいろいろ世界とかみ合わない。今日は何日だった?とか、何曜日だっけ?とかそういうことを聞かれてもしばらく考え込まないと出てこない。昨日何してた?明日何してる?もよくわからない。論文はもう終わった。じゃあ何してたっけ。終わった直後はとにかく眠っていた、「あなたはまる一日眠っていたのよ」ってそんな台詞、まさか自分が言われるとは思わなんだ。山でも実はずっと眠っていた。ゆめのないねむりは味気ないが、回復にはもってこいだと思う。リカバリー。