ショパンの。

電車で中学生くらいの年頃の男子がわいわい騒いでいた。

元気だなー、くらいに思っていてろくに注意を向けていなかったので、不意に

「ショパンの事情により開催延期になっちゃったよー」

という言葉が耳に飛び込んできたときは、聞き間違いかと思った。前後の文脈はわからないが、ピアノコンサートの話だろうか・とか考えた矢先、別の子が素早く「おまえ、それ、ショハン（諸般）じゃね？」とツッこんだ。

「えー？ イッパンのパンだぜ」
「だからそれがハンって読むんだって」

……なるほど！

って、わたしがうなずいちゃったよ。

ショパンの事情でもいいよね。何かこう、格調高い響き。

空が青いなぁ

こんなに空が青いと、死にたくなっちゃうなぁ。

いや、死なないけど。冬の空の青さって、そういう危うさがある。


相変わらず社会にしがみついている程度の社会人でしかないが、それでも働いてないときよりはラクになった。形而上のことで悩むより、形而下の悩みのほうがラクなのは確かだ。生活についての悩みは言ってみれば取捨選択の悩み、つまり選ぶ余地がある。 形而上の悩みは突き詰めると死への一直線、落ち込むギリギリで深淵を覗いている恐ろしさ。

しかし今、ホントーにたった今気付いたんだけどもしかして、世の中の大半の人はそんなことで悩んだりしないのか？ 何のために生まれたのかとか、考えたりしないのか？ もしくは考えても一瞬で、わたしみたいに二十年近くも考え続けたりしないのか？？

人体の不思議について考える

髪の毛は伸ばせば１メートル以上伸びるのに、ワキ毛は一定の長さしか伸びないのは何故だろう、と疑問を呈したら、「摩擦があるからじゃない？」という答えが返ってきた。

なるほど。
じゃあ鼻毛は？　睫毛は？ 眉毛は？などと新たな疑問が浮かんだ。

まあ、顔近辺にそんな大量の毛がもさもさしていたらうっとうしいけどね。


＊


手の小指の存在意義もわりと不思議だ。足の小指はまぁ踏ん張りとかの関連であったほうがいいだろうし、ある種の細かい手工業、楽器奏者には手の小指が必須だろうけど、デスクワークしかしない現代人の手の小指って美観以上の役に立ってるのかなあ。将来的に退化してもおかしくないパーツだよなあ。


あ、小指がないと、指切りげんまんするときに困るかな？

たまごが好きでお酒が好きなひとに。

買い物中、たまご酒リキュールを発見。

　添加物一切不使用！

風邪を引いたらたまご酒、とはよく言うし、わたしも作ったことはあるが、「これがスタンダード」という味はあいにく知らず、てきとーに作ったりしているので、ここぞとばかりに買い込んでみた。なにせ「純正」だからね、間違いの無い味のはず。

感想。思ったよりそうとう、日本酒ぽい。日本酒ベースだから当たり前か。後味は甘く、それこそ「カスタード」の濃厚さ。とろっとしてるしね。これは、あとを引く。

カキ氷にしたりミルクでわったりコーヒーに入れても、とあったが、基本「日本酒」の酒くささ前提なので、そういうのが大丈夫な人はぜひ。あったまるし、よいごこちもいいです。

快晴満月23時

蝕を観る。