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ゆめ か うつつ か
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『雨月物語』、僧が死んだ稚児を愛するあまりに鬼になるという物語「青頭巾」の舞台、大中寺へ。
そういや下野国って栃木だっけ!(無知)NMさんに教えてもらうまですっかり忘れ果てていた……



うっそうとした杉木立に囲まれて、なにやら雰囲気は十分。



寺には「青頭巾」の話とは別に七不思議があるらしい。



寺の正面階段。七不思議の一、「油坂」。
なんでも、灯りを盗んだ僧が転げ落ちて死んでから、この階段を往来するとたたりがあるために封鎖されているらしい。

迂回して本堂へ行くと「枕返しの間」、裏にまわると「根無しの藤」。



「青頭巾」の鬼を供養するため、坊さんが杖をさしたらそこから藤が生えた、らしい。



「不断のかまど」。かまどに隠れていた男に気づかず火をつけてしまい、そこから火を絶やしていないとか。
……でも思い切り火 絶えてた。しかもかまどの前が傘干し場になってた。しかも写真とってたらさやいんげんの入ったざるを片手に寺の人が「ああっ すいませんね~今片付けますんで!」って来てくれた。

怖くねえ!!!

他にも「開かずの雪隠」とか「馬の鳴き声がする井戸」とか「異変を告げる拍子木がきこえる山」などがあるのだけど、まあ不思議かどうかは各人の判断に任せる。。個人的に井戸は見ごたえがあったな。

寺としての雰囲気(ちょっとこう鄙びたかんじ)が好みだった。七不思議というエンターテイメント性もあるのに 観光客はわたしたちだけだった……みんなもっと注目してあげて!



帰京してから『雨月物語』読み直したらもう一回行きたくなった。秋成おもしれえ~!




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