ゆめ か うつつ か
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先月50年ぶりに(!)復刊してた!
フローベール『聖アントワーヌの誘惑』 。
サイードの『オリエンタリズム』によく引用されてたけどそれより前から好きだった、
求めているくせに拒む者、それゆえ飢えかつえ貪欲な者、最も欲している者が最も聖なる者。
…ぞくぞくする!
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その隣りにあるのはスイス・ラーケン社製のアルミボトル。
毎日ペットボトル買うのも不経済だと思って、これもずっと欲しかったやつ。いろいろ探してこれに決めた、すごい軽いの!いろんな色や模様があって迷ったけど、結局やわらかい・春っぽい色にしてみた。。
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実際に行ってきて地理がよく分かったからか、『地下鉄のザジ』を再読したくなったので、購入。これ一度でもパリに行ってから読むのがいい。少しばかりフランス語をかじったせいで表紙の台詞(「こいつ、ホモ?」)が解ってしまいわりと…笑う。つうかこの絵を表紙に選んだ日本人編集者が秀逸!カミュ以来の実存主義的文壇をぶちこわしたらしい、今読んでも新しい。
マンディアルグの『薔薇の葬儀』も読了。日本人の女あるじと四人の薔薇の女たち…全く日本人ぽくない名前を日本人と言われてもねえ。。しかしまあ夢はある、あたしもある日突然異国の美しい人々にさらわれてかしずかれてみたい、儀式にまきこまれたい、これはある種の冒険譚だな。
引きかえ「ムーヴィング・ウォーク」の日本人、衣服も髪も何もかもはぎとり奪い尽くす日本人像はすごく怖くて、うん日本人てこんなかんじにみられるよね、サディストっぽいっていうか。
「クラッシュフー号」予知・予感の成就。残酷でうつくしい。
今月はフランス文学月間。
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