雪に殴られた気分。

大雪の次の日、家を一歩出た瞬間に、後頭部から全身にかけに激しい衝撃を受けた。

なんだなんだ襲撃か、男子たるもの家を出たら七人の敵が居るというがとうとうわたしも敵に不意打ちされるくらいになったか女子だけどそして敵なんていないけど。

と、考えるまでもなく、大量の屋根の雪がたまたまわたし目がけてどさりと落ちただけ、と気づいた。

晴天だったし、足もとばかり気にして、頭上は全く気にしていなかった。上から来られたので、下着や靴や鞄の中まで雪がみっちり詰まり、一日遅れの局地的大雪。

小さいころ、春先に砕け落ちた氷柱の下敷きになり、病院で頭を縫った。事故現場を見た姉いわく、「死ぬんじゃないかと思った」くらい雪が血に染まっていたらしい。

教訓。雪が降ったら足もとだけでなく、頭上も注意。