ゆめ か うつつ か
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小学校高学年から中学高校にかけて、わたしは中国文化に傾倒していた。その傾き加減はすさまじく、NHKの「漢詩紀行」を標準録画し、孔孟老の書物から漢書や後漢書のたぐいにまで手を出し、果ては中国に家出(ほんとう)するまでに至っていたが、その端緒となったのは他でもない、かの有名な三国志演技なのであった。
わたしは吉川三国志(吉川英治が書いた三国志小説を指す。日本でいちばん有名な三国志の小説)から入ったために、当然蜀びいき、しかも諸葛孔明ラブ(ここらへんは、読んだひとにしかわからない機微がある)だったのだが、まあそんな話してもmみたいな若いひとにはわかんないかな、と思ったら、どうしてけっこう知っていたのでびっくりした。今は漫画やらゲームやらたくさんあるからな~。
話が通じたので、気をよくして「姜維(きょうい)と生姜って、似てるよね」と 言ったら笑われた。
「しょうがないじゃん、しょうがくせいのときに読んだんだから、しょうがって読んでも」
「しょうがしょうが言い過ぎ、驚異(きょうい)のしょうが率だよ!」
綺麗にオチがついた!
いや、わたしは別に、狙って言った訳じゃないけどね。
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