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……耳を疑ってしまいそうなその話の内容はどういう事かと言うと、そのゲイカップルはスウェーデンに住んでおり、かの地では男同士の婚姻が法的に認められている。資産家の彼らは渡米し、代理出産で一子もうけたが、それでは片方の遺伝子しか受け継いでいないので、もうひとりの遺伝子を持つ子供をつくるのだそうだ。
ちなみに代理出産の費用は「小さい家が一軒建つくらい」。。
まあいい年した男ふたりの収入合わせりゃそれくらいイケるのかもわからんが、しかし、男同士のカップルてそういう意味では子供を持つのが大変そうだなあ。
でも全く知らないひとの遺伝子入ってるってことだぜ、それでいいのか?と弟は言うが、わたしは何となくわかる気がした。わたし自分の子供は愛せるかわからないけど、好きなひとの子供なら愛せるもん(とゆったらYさんには怒られたが)。
弟「俺はノーマルだからそんな不自然なことしなくても、相手に産んでもらうもんね」
まあね、それがいちばんラクだしね。
しかし両方パパって、子供が思春期に入ったらちょっと大変そう・・・・?愛があればノープロブレムか。
まあその愛がなければ自分は誕生していないものね。
ちょっといい話だなあとわたしは思ったわけです。
やわらかい匂いで目が覚めた。
露にしとど濡れそぼった体は、戸外で夜を明かしたことを意味している。
季節は春、夜はまだ明けきらず、薄明の中、どこからか鳥の声がする。ふわり、何かがわたしの頬を掠めた。つい先ほどから、優しくわたしの体に降り注ぐ羽のような感触がある。わたしはまぶたを閉じたり開いたり、しばしまどろむ。
やがて陽がのぼり、山のふちを朱に染める。こぼれるような光があたりを照らし出してはじめて、わたしは桜の花弁をしとねに眠っていたのだと気付く。
そうだ、わたしはこの山に桜を観にやってきた。樹を探して山深く分け入るうちに睡魔に襲われてここに身を横たえたのだ、とわたしは思い出す。またふわりと花弁が降ってくる。
見上げると、そこは視界を埋めつくすほどの、桜。
昨今のバレンタインでやたら友チョコ・逆チョコが流行るのは、販売側の戦略もあるだろうけど、それにもましてバレンタインというイベントの持つ意味あいが時代と共に変化したことにあるんだろうなとふと考えた。
一昔前のバレンタインというのは「女の子から男の子に公然と告白できる日」だったような気がする。告白(交際申し込み・好意の表明)は男から、というのが当たり前の、マッチョな時代においては、バレンタインというのはなかなか画期的なイベントだったわけだ。女の子が告白するなら下駄箱にラブレターとか、そういうオーソドックスな時代・本来は男性的な行為である告白を、チョコという甘い贈り物に恋心を託してカモフラージュできたわけ。
今や男がこぞって草食化しちゃったから、「年に一度の」機会なんて待ってらんない女の子が増えて・バレンタインはちょっとおしゃれなギフトイベント、お歳暮やお中元と大差ない季節の風物詩ってかんじだ。むしろお歳暮やお中元ほど高価でもなく、モノとして残るわけでもないので、こっちのほうが気軽。
大体女の方が甘いもの好きなひと多いしね、そりゃまあ当然のなりゆきだろうと思う。
今年のバレンタインは日曜日なのでギリチョコ需要が例年より落ち込む見通しだそうな。
デパートのチョコ売り場はのきなみ盛況で、とても需要下落の気配はなかったけれど、まあ、同僚やら同期がウン十人から居るひとたちにとっては、バレンタインが何曜日かって、切実なのかもね。日本人ってほんと礼儀正しいなあと思う、どんなに不況でもお歳暮やお中元という習慣はなくならないもんね。。わたしの場合は職場の男性の数がイベントとして楽しめる範囲の人数なので、今年もKちゃんと相談の上・金曜日にはやめのバレンタインを決行しようということになった、
が、
わたしがうっかりチョコを自宅に忘れたために、月曜日に決行となった。。
あのね、
忘れそうだなと思っていたのよ。だから一週間前から用意して、前日から袋にいれて名前まで書いておいたし、手にマジックで書いてもおいた、携帯のアラームまでセットした、じっさい出勤間際まで忘れてなかった、でも出掛けに霙が降ってて、傘を取りに玄関に戻ったのよね。。。
それがいけなかった。玄関にうっかりチョコを置いて出て、気付いたのは電車のなか。
もうね 真剣に、、自分の脳みその心配をした。
月曜日に忘れたら一環の終わりなので今から心配している、いっそ携帯or財布にストラップとしてチョコの袋をつけておこうかとまで思う、どっちが本体かわかんないけど。
せっかく選んだチョコだからさ、とどこおりなく渡したいじゃないの。
「闇」と「病み」のおはなし。
妄執っていうか、狂気っていうか。そのあたりを描きたくて。母子、って正にそういう関係性だなあと思って。
選べないものね。生まれてくる環境/子どもは。
やみいろに 染まる。