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台北市内からバスで一時間ほど揺られ、九份へ。
このバスがすごかった。何がというと、冷房が。もともと雨がちで寒い日なのにゴウゴウと冷房をかけるものだから、寒さに耐え切れなくなったわたしはついにGのエコバッグ(キャンバス地・大きめ)を借り、それを纏うに至った。袋部分に腕を入れて寒さをしのぐんだけど、ちょっと護送中の囚人みたいになった。
九份。
昨年母と来たときは晴れていたが、今回はあいにくの雨。雨もまた風情があってよいものなのだけど……。いかんせん雨が強すぎ、そして寒すぎた。山の上だからというのもあるだろうけど、風も強く、半袖の我々は自然と早足になる。
数葉の写真をものし、茶館で小籠包と蜂蜜入りジャスミンティ(これがめっぽう美味かった)、スープなどいただいてあったまって後、早々に基降へと退散。
基降の服飾市場でショールを買って、ようやく人心地がつく。私は屋台の人形焼をぱくつきながら出店を見物。日本で買うより割安な髪ゴムなどをいくつか買い込んだ。
ちなみに、このときGのリクエストでコスメの店を覗いたら、ちょっとそこいらではお目にかかれないくらいの美少女が居た。もともと台湾は日本風の化粧やファッションが流行しているのもあって、日本基準の美女・美少女が多いのだけど、通りすがりに思わず「可愛い~」と日本語で言ったら、理解されてしまい「アリガト」と返されてしまった。欧米系とのハーフで、ちょっと目をそばだたせるくらい可愛いかった。
台湾鉄道で台北まで戻り、昨日、間一髪で入れなかった龍山寺へ。ちょうど一日で法要が営まれており、たくさんのお供え物&読経のコーラスの中、お線香をもらってお参りする。私の印象では恋愛成就や縁結びに霊験あらたか、というお寺なので、恋愛中の友人にお守りなども買って、辞す。
ここでホテルへ帰投してもよかったのだが、行きつけの茶館がまだ開いていたのでお茶しにゆく。ここはお茶も菓子も大変に美味なので、一度Gにも食わせたかったのだ。オリジナルの茶器も販売しており、わたしはひとさまへの贈りものを、お茶好きなGは、会社で使うために、と茶器を購入していた。
閉店が24時なのでギリギリいっぱいまでおしゃべり。
きなこもちとタロ芋餡のもち米包み。美味しかった!
朝起きると、天候はあいにくの雨。傘を片手にまずは毎週末に建国道路のガード下で行われる市場へ。
以前はちょくちょくやってきていたのだけど、ここ数年、土日に台北を訪れる機会がなくてご無沙汰していた。絵や花や玉(宝石・印材・骨董など)の卸市場で、夜店で売ってるようなアクセサリーやストラップなんかも安いし、いいものもあったりするので、お土産を選ぶのにちょうどいい。もちろん高いものは買えないし、値切り交渉を楽しんだり、真珠や翡翠の工芸品で目の保養をしたり。ガード下なので雨にも濡れず、ちょうどよい散策ができた。
花市。切花ひとたば数十円単位で、驚くほど廉い。持って帰れないと解っていても買いたくなってしまう。
胡蝶蘭がひとはち八百円~数千円……!日本で買ったら万単位だ。
こっちは玉市。着いた頃は10時半くらいで店もぼちぼちだったが、昼くらいまでには賑やかになっていった。Gと二人であちこち歩き回ってお土産を物色。
戦利品の一部。翡翠のピアスは姉に。大粒真珠は母に。mには翡翠のバングルを買い、自分用に珊瑚の腕輪を値切り倒して買った。いやあ、楽しいわ、値切り。。
昼過ぎには市場を離れて、SOGO近くのバス停からバスに乗って九份へ向かったのであった。
Gと台北へ。コンセプトは「癒し」と「美味い中華」。
*
到着してもろもろの手続きを終え、バスで空港から市内へ向かうと、九時過ぎだった。20度くらいで暖かい。
新光三越。
ホテルは西門で、荷物を置いてからも龍山寺くらいは間に合うと思ったがギリギリ閉門してしまった。残念。一駅歩いて西門へ戻る。
西門といえば阿宗麺線!そしてタピオカ。夜なのに食いすぎ。
この後、ホテルの目の前にあった足ツボマッサージ屋でGと並んでマッサージを受ける。わたしはマッサージ師のおっさんと中国語会話のリハビリ。持病のアレルギーや脊椎側湾のことを伝えると、特別に背中のマッサージも料金外でやってくれた!いやあ、実はマッサージって今までやったことなかったんだけど(贅沢だから)、やってればよかった……と後悔した。驚くほど肩が軽くなる!
アレルギーは、漢方医学のススメを受けた。なんでも、効く薬を見つけるまでに若干骨が折れるが、見つけたらたちどころによくなるらしい。うーん長期滞在できればね……。
なんだかんだで寝るのは3時近くに。行きたいところは山のようにあって、意外と時間無いなあ……と思いながら就寝。
わたしはひとより体温が高い(平熱が37度くらい)。
あせっかきで、冷え性にもなったことない。という話をしていたら父がおもむろに、
父「こないだテレビで見たんだけどな、三毛猫にはふつう、メスしか居ないんだそうだ」
わたし「ああ、それなんか、聞いたことある」
父「それは、三毛猫の遺伝子はXX、つまりメスしか遺伝しないからだ。
けど、何百万匹に一匹の割合で、オスの三毛猫ができる。
それはXXLという遺伝子ができる、突然変異なんだそうだ」
わたし「うんそれで?」
父「おまえもXXLじゃないのか?」
親父にしてはめずらしくウィットに富んだ話のもっていきかただったが
「見かけだけおんなのこ」って言われたようなきがしてちょっと複雑だった。
ていうか 言われたんだな。
Mちゃんにいとも初々しい恋バナ(死語)を聞いたり仕事終わりに生理前の一連のぐだぐだが続いてなかば死にそうだったり月末のGとの旅行の手続きをしたりmと逢ったりmと逢ったりmと逢ったりいろいろしていた。
ここ数日、夜の間一睡もできていなかったのは生理のせいだったのか、と今日生理来て思った。病院行くべきがちょと悩んだくらいだったのに。ひでえな(←自分のライフサイクル管理能力の無さが、の話)。
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恋の話。
自分の世界が見事に崩壊していくから、特に自我や自尊心の強い聡明なひとが恋に落ちると、大変よね。でもそうやってぼろぼろ壊れていく下に新しい世界ができていくからね。何も怖いことはないよ、ただそのときを楽しめばいいよ、って思う。誰かを強く求めることができることはすでにそれでひとつの才能だし。
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ハロウィンのお面の台紙をもらったので、ちょきちょき切りぬいて塗ってみた。
シブサワタツヒコあたりが書いてたけど「かぼちゃ頭」のかぼちゃはどうやらコロシントとかいう瓜らしいね。なるほど それなら「からっぽ」の意味になる。南米産のかぼちゃは中身ぎっしりだからそぐわないもんな。