がくあじさい。

雨は少なくても、時が来るときちんと咲く。自然て不思議だ。

姉の中に居るプラス１も出てくる時期を見計らっているみたいだけど、明後日には会えるはず。楽しみだなあ。

ちょっといい話

そういうわけで午前中に映画観て午後から仕事だった。

今度の仕事は午後始まりなので夜型のわたしにはとても嬉しい。仕事終わりが夜中とかだけど！
まあタクシー代が出るので遅くなっても別に構わないけどね、タクシーの運転手とおしゃべりするの、好き。

しかし今日のひとはちょっと運転が乱暴で、いやうまいんだけど、でも　歓迎会で満腹ほろ酔い状態のところにくねる首都高すっ飛ばし　はきつかった……すごいいい話してくれてたけどにこにこ、あいづちうつのがせいいっぱいだった……


＊


―ハコブネって知ってます？

―方舟？

―別名白鳥貝っていうんですよ。巻貝でね、横から見ると白鳥にそっくりで。色は白に、バイオリンみたいな黒茶色の縞が入っててね。

―綺麗ですね。

―新潟のね、日本海側の海に、満月の夜になると中国の方からタコが産卵しに来るんです。殻を自分で作ってね。うまいことすいすい二本の足だけで泳いで来るんです。それで、産んだら殻を捨ててね。その殻がたくさん浜に流れ着くんです。明け方にね、それをみんなで探しに行くんですよ。

それでわたしはようやく彼の言っているのは「方舟」ではなく「蛸舟」であると知った。
そういえばそんな変わったタコが居たような気がする、でも気持が悪くて今にも吐きそうだった。

―……素敵ですね、わたしも探しに行って見たいです

―残念だけど今はもうほとんど無くなってしまいましたねえ。綺麗な、宝石みたいな、握ったらぐしゃりとすぐに潰れてしまいそうでねえ、ほんとに綺麗なんですけどねえ。


＊


奇しくも今日も満月だった。目を瞑って話を聴いていたら、夜の海にひとすじの月の光が澪を引いて、そこにガラスのように華奢なたくさんの貝殻がぷかりぷかり浮んで居るのが見えるようだった。


＊


帰ってトイレ行って吐いて化粧だけ落として横になってた、気持悪さは眠気を連れて来てはくれないのね。しばらくうんうん唸ってたらだいぶ具合良くなってきたのでお風呂にはいって、今は午前三時。

寝ます。

姉のお供。

幸.せにな.るための２.７のドレス　及び　ジ.ュノ　

存続するための試行錯誤

日曜日はNMさんを誘って山奥に逃亡してきた。

よく晴れたし風もここちよくて、緑がきらきらしてた。ふかしたてのまんじゅうを買い食いして温泉行ってファミレスでだべってすっかり満喫。。月曜日から新しい職場に顔出すことになっていて少しばかりナーバスになってたので、リラックスできてよかったー。近場とはいえいきなり誘ったのに来てくれてどうも有難う！


＊


それで月曜はご挨拶＆仕事を少しばかり教わってきた。

うん。

みんないいひとたちだ。よかった。
がんばろうって思える職場でよかった。

今度の職場は近くに古本屋かカレー屋しか無かったり、「あぁ？今日来なかったら警察行くぞって伝えろ」とドスをきかせている恐ろしげなおじさんとすれ違ったり、いたるところ盛り塩がしてある駐車場があったりするけれど、楽しそう。




始業が遅いので終業が23時をまわった、ら、タクシー代が出た。
それで帰ってきたら、片道でゆうに一ヶ月の定期代になった…

これ泊まった方が安い。

携帯換えてきた。

これで五台目……かな？
好みとか予算とか試用期間とかいろいろ迷った挙句、新機種ではなく以前使ってたデザインの後継機に決めた。わたしケータイはバータイプが一番だと思ってるからなー　折りたたみはあまり好きではないの。

あぁこれでほんとにさよならだな、前の携帯。何だかんだいってこの三年半何よりも誰よりも身近に居たもんな。普段機器類にこういった感慨を持つことはないのだけど特に悩み多き時期を共にしてるから何だか特別な気がする。葬式くらいは出してやってもよいような。しかし症状としては脳死に近いのでまだしばらくは近くに置いておく。


＊


紫陽花は日本原産って、意外と知られてないみたいね。シーボルトが欧州に紹介したときに、現地妻の名前「お滝さん」を学名（オタクサ）にしたのは有名な話、だと思ってたら家族みんな知らなかった……

そういえば昔、韓国の人が、「日本の紫陽花を書いた詩を読んで、日本に憧れた。行きたいと思った」って言ってたな。うつくしい理由だ。

わたしはオジンガー（韓国語でイカのこと）を食べたいからというあまり美しくない理由で、オジンガーで有名なソクチョという都市に行きたいと思ったことがある。
そして行った。
食べた。
あまり美味しくなかった。夢は夢のままが一番いい。



……閑話休題。
この花があるから、梅雨もそう悪くないと思う。