忍者ブログ
ゆめ か うつつ か
[937]  [936]  [935]  [934]  [933]  [932]  [931]  [930]  [929]  [928]  [927
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ヘリポートで待ち合わせをしていたのだが、時間に遅れたわたしを置いて、ヘリは離陸してしまったらしい。

しばらく困り果てて空を見つめているうちに、突然わたしは自分にジェット噴射機能が付いていて、空を飛べるのだということに気づく。

それで、夢中でヘリコプターを追いかけた。しかし飛んでみてわかったが、ジェットというのはなかなかに体力を使ううえ、方向を定めるのがえらく難しいのだ。

結局わたしは、ヘリに『追い付いた』、いやむしろ『突っ込んだ』。

衝撃でバランスを崩したヘリは、緩やかに墜落した。斜めに傾いだ世界はちょうど夜が明けるところで、空は透きとおった燃える薔薇の色をしていた。そのなかを、わたしたちはゆっくりゆっくり墜ちていった。まるで一時間もそうして朝に向かって進んでいくような気がした。

そうしてヘリはそのまま森に落ちた。わたしは壊れたヘリコプターのなかでごろりと横になった。待っていればそのうち助けがやってくるだろう、なにせヘリに追い付くのは一苦労で、わたしはくたくたなのだ……





社内に食堂が出来た。
ビュッフェ形式だと言うので喜んでせっせと食べたいものを皿に取り分けた、

松の実入りお粥 飴色の魚の煮付け チキングリル 蒸し野菜 色とりどりの果物 杏仁豆腐……。

ところが、最後にお茶を持って戻ってくると、皿の上は無惨に食い荒らされている。どこの誰かと憤りつつ、もう一度盛り付けても、ちょっと目を離した隙に誰かが食べてしまう。食堂に居て素知らぬ顔をしている他の人々が急に憎らしく思えてきて、わたしは、手にしたタロ芋蒸しパンを怒りを込めてかじる……

と いうところで目が覚めた。悔しさのあまり泣きそうだった。

ので

その日のうちにmとビュッフェに行って鬱憤を晴らした。





PR
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ryu
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]