ゆめ か うつつ か
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
①
修学旅行に行った。
もう金輪際行くことはないと思っていたので意外だったが嬉しかった、たとえ旅行先が七回も行った事のある北京の故宮博物院だとしても嬉しかった、数年ぶりに訪れた故宮博物院は巨大なテーマパークになっており、わたしはやたら空腹を覚えて食堂を探す、食堂では全ての料理が未完成だったのであたしは絶望的な気分になって腰を下ろす、隣の席に置いてあるスキー板がみるみる美味しそうに思えてきてとうとう手を伸ばした、ばりばりと噛み砕くとスキー板はまるでせんべいのように小気味良い音を立てて私の腹に消えていった、無我夢中で半分ほど食べ終わったころにようやくカレーが運ばれてきて私は我に返った、どうしよう、板の持ち主に弁償しなければならない。食堂を去りスキー用具店を探したが見つからない、更に走りまわるうちに財布を落としてしまい・・・
②
あたしは視察団の通訳だった。制服姿の若い青年ふたりが私たちの案内役だった。白い制服のおとなしそうな青年の名はメガリス、暗緑色の制服の活発そうな青年の名はついにききそびれてしまったが、鳥が好きで白い鳥を飼っていたのだと語った。「その鳥は 「月下美人」 と鳴くのですよ」
街中にはいたるところ赤い薔薇が印されておりオモチャのようなつくりだった、小雨の中傘も差さずに濡れて歩いた、「ところでお写真はご遠慮願います」。
*
起きた。
夢の中で中国語を喋ったのは久しぶり。
PR