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ゆめ か うつつ か
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白浜は温泉やテーマパークがあるせいか、他県だけでなく和歌山の人もお休みにやって来る観光地らしく、休日の今日はなかなかににぎわっていた。 





私の目当ては偉大な民俗・粘菌学者、南方熊楠記念館だったので、人々がわらわらとやれ温泉だ動物園だ海鮮だ観光船だと散って行く中、ひとりバスを降りて公園の坂道を登り丘の上の記念館へ。 



公園内には種々様々な植物、月桃など熱帯のものも植えられていて、散策するだけでも楽しめる。
館内の資料もここでしか観れないものばかりで、面白かった!孫文からもらったという白い帽子が観れて嬉しい。。あと粘菌。 

あたしは、熊楠の民俗学の著作、ことに性風俗関連の開けっぴろげさに好感を持っていて、それはきまじめな柳田には無い気質だし……

とにかく博覧強記という言葉がぴったりで、和漢三才図会や辞書・辞典を全て丸暗記してたとか何か国語もマスターしてたとかそういう天才的エピソードに加えて、脳内麻薬がちょっぴり他人より多かったので常に幻覚を見ていたとか自由自在に嘔吐できたとか雪の中裸でかけまわって放校処分になったとかそういう奔放イメージだったのだけど、今回この記念館を見て、熊楠ってもしかしたらすごい粘着質だったのかなあと思い直した。
興味を持ったものへの執着が尋常ではない。研究者と言うのは多かれ少なかれそういう気質を持っているものだけど熊楠のそれを見ているとルナティックなものを感じる、熊楠の写真もそうなんだよね、眼に宿っているぎらぎらした光がまさに狂気的。

……惚れ直した(え)

熊楠ポストカードを入手。熊楠の描いた猫の絵がすっごいかわいいの。
ちなみに、屋上の展望台からの見晴らしは言うことなし。 とにかく良かった! 



円月島。
春分・秋分には真ん中の穴に太陽がすっぽりおさまるとか。風強くて波がきれいだった。この後、浜を適当に散策して貝拾いなどしつつ、海水をくみあげた温泉に軽く浸かって、駅に戻る。 

話によると太平洋を見渡せる露天があるらしいのだが、様々な要因ゆえ今回は見送り。
しかし海中の風呂というのはあたしのロマンなのでいつか行く! 



紀伊田辺の弁慶像 。
田辺は熊楠の故郷だそうなので、とりあえずちょっとだけ降りてみた、ら、駅前で弁慶が仁王立ちしていた…
弁慶もここの生まれらしい…もうそういう人しか居ないようなイメージだ。「フレンドリー弁慶」というインパクト爆発!な店で軽く食事。 


* 


こうしている間にもずんずん北上し、安珍清姫で有名な道成寺など通り過ぎつつもうすぐ和歌山。御坊・湯浅を過ぎた辺りからいきなり都会めいて来て、驚いている。



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