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ゆめ か うつつ か
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何かを選ぶのは何かを捨てることだからつい現状維持に走っちゃうんだよなあ、守りに入ったらそれ以上のものは得られないのはわかってるんだけど小心者だから失うことのほうが怖いんだ、とか言い訳しながらいろいろ考えている。



「リスペクト」って、ラッパーが使っちゃうようなイマドキの言葉はどうも性に合わなくて、やっぱり「尊敬」「畏怖」「崇敬」「憧憬」とかそういう思いを、でもやっぱりうまく一言でまとめられないので臆面もなく使ってしまうと(前置き長い)、私が昨今もっともリスペクトしている表現者のおひとり、と握手してかつ言葉を交わしてしまった。雑誌や本で何度も見てるあの顔と目が合ったし真後ろを通り過ぎたし息のかかる近さでお話しをした。

…きもちわるい。自分が気持ち悪い。このためにどんだけ周到かつ大胆にふるまったか考えると心底きもちわるい。いやきっかけはささいなことだったしまさか本当にうまくいくと思わなかったしGまで動員してわざわざ、うああでもさあ!でもさあ!ある日偶然隣の家にマツザカが越してきた野球少年の心情を考えてみればいいよ!すなわちどうにかして少しでも接触したい!!

遠すぎる人物が偶然、手を伸ばせばとどくかもしれないとこにいた、ならあたしは全力で背伸びする!

正直いろいろ思うとこがないでもなかったけどやっぱりあのあったかい右手に触れることができてよかったと思う。力をわけてもらった、そういう気分。

なんというかまあ場違いこの上なかったけど懐かしい方にお会いできたり勉強になったりいろいろ面白かった。



政治は本来あらゆる意見の最大公約数たらねばならないのだとおもう。マイノリティのためにマジョリティの意思が尊重されない事態は避けねばならないが、しかしマイノリティの訴えもまた省みられねばならないはず。
つまりは譲歩の立脚点を線上のどこに置くべきか、であって、それは双方ともに「痛み」を負う選択であるということ。最初から敗北を想定すること。その敗北のダメージを最大限少なくすること。

ってちょっと考えた。あたしはアタマが弱いので難しいことはわからない、政党対立なんてくだらないと思う、みんななかよくすればいいと思う、仲良く出来ないのは誰かがワガママを言ってるんだと思う、そしてワガママを言ってるのはひとりではなく みんな なのかもしれない… そういうこと。

まあこんなことはアタマのいいひとたちにはわかりきってることだ。わかっててやってるんだよね、それもすごいよね。パフォーマンス…政治の劇場化…自分が味方であるためには誰かを敵にしなければならない…戦うの前提、そりゃ「出陣」とかいうわけだ。



車擦った。
擦ったのはあたしじゃないけど成り行きであたしが責任をとることになったのは確かなのでちょっとブルー…

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