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ゆめ か うつつ か
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最後に他人とつかみあいのケンカをしたのは実はハタチくらいで、もういいオトナだった、と言いたいけれどもそうでもなかった。それから十年くらい経ったいまでもあまりオトナになっているとは思えない。もっと言えば小学校くらいから感覚が止まったまんまのような気がしている、そのころから死にたかったしそのころから世界に違和感を感じていた。

ケンカ相手はルームメイトの同い年の韓国人で、韓国のひとは情熱的だということを割り引いても、かなりエキセントリックな子だったと思う。わたしは彼女に何発か殴られ、突き飛ばし合い、レスリングさながらのキャットファイトもした。原因はすべてささいな生活習慣の違い(異文化の差異)で、そういうすべてに嫌気がさしたわたしが引っ越す(=逃げる)ことで事態は未解決という解決をみた。

それでも彼女はわたしを心底嫌ってはいなかったと思うし、わたしも彼女を好きだった。

それでも確かなのは、わたしは逃げたということだ。
彼女がとことん、殴り合ってまでわたしに向き合おうとしていたのに、わたしは逃げた。

そのときわたしはこの先一生自分が他人に向き合えるときなんて来ないのではないかと思ったが、しかし、生きてみると、実はそういう挫折や失望は頻繁に起こりうるのだということがよくわかった。韓国そして韓国語を学んだのはそういう事情が主だ。

「韓国人は全員、心の奥底で日本人を憎悪している!」 と叫ばれた、その意味を知りたかった。

ウォン安でK-POPブームだけど、明洞や南大門市場は行っても、西大門刑務所で日本人から凄まじい拷問にあっている韓国人の人形を観光しに行く日本人は居ない。

それはよろこぶべきことか、忌むべきことか。

 

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