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ゆめ か うつつ か
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エクストリーム・アイロニングというスポーツがある。

ひところTVやラジオでも取り上げられていたので、ご存知の向きも多かろうが、ようするに海の中や山頂、空中など、極限状態(エクストリーム)でアイロンをかける、というものだ。

かつて、弟が服を着ながらにしてアイロンをかけていたのを観てよく焼けどしないものだと感嘆していたら、「こんなのは序の口」とばかりに教えてくれた。その場は「マジで? ありえねーワハハ」で終わったのだが、しかし、最近アイロンがけが好きな男性の多さに気付いて、ちょっと調べてみた&考察してみた。

その始まりは1997年、イギリスでさるアルピニストが提唱したそうで、日本にもちゃんした組織が存在し、『そこにシワがあるから』という入門書まであるらしい。なるほどアルピニストが提唱しただけあって、登山家の名台詞をもじっているのがこころにくい。

言うまでもなく、まっとうな勤め人の男性ならシャツは制服、アイロンは必然である。
そもそもアイロンがけは重労働だし、我が家では男性の仕事となっている。アイロンというくらいで鉄の塊で重いうえに暑い、その上綺麗にアイロンするテクニックというのは確かにあるので、そのへんがスポーツ的な要素たりえたのかもしれない。

そうして「アイロンのスポーツ性」まで考えてから、「エクストリームの精神性」をかんがみてはたと気付いた、

小学生くらいの男子が坂をノーブレーキでかけおりたりブランコからの飛距離を競ったりはたまた暴走族がチキン・ランする、これらすべてエクストリームじゃね???

っていうかつまりそういうこと、児戯にひとしいってこと、レベルS(小学生)。

だってエクストリームアイロニングに女性の競技者が少ないのもそうじゃん、アイロンなんてせいぜい安全な場所=家庭内でやるだけでおなかいっぱい、わざわざ危険な場所でやってどーすんの?って主婦ならいうだろう、でも弁護しておくと小学生だって命張って遊んでるんだぜ!

キライじゃないです こういう精神性。












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