ゆめ か うつつ か
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長野の古本屋で反古を掘り起こしていたら『初等小學作文大全』という本を見つけた。古風な和とじで、明治十四年出版、二十五銭也。編者の記載がまたものすごい。「千葉県平民」「長野縣士族」と、いちいち身分を記してある。
初等というからにはせいぜい十に満たぬ小児が学んだはずだが、しかし、而立のわたしも目次がやっと。
「生鮭を餉る文」、「時計の繕ひを頼む文」、「大雷見舞の文」など、庶民の実用重視かと思えばいきなり「炉開きの客を招く文」など風流なものもある。
いちばん読みやすかったのが電信用のカタカナ文。
「逃人ヲ尋ル文
テダイ タレ ニケタ マイレハ トリオサヘヲコフ」(手代誰逃げた、参れば取り押さえを乞う)
そのほかは…こんな感じ。
「入熟(塾)を頼む文
豚児貴先生親炙洋学仰業致し度く懇望…略 」
豚児って自分の子を謙遜した言い方(愚息みたいな)だけど、酷い言葉だなア。
ほとんど漢文。
初等というからにはせいぜい十に満たぬ小児が学んだはずだが、しかし、而立のわたしも目次がやっと。
「生鮭を餉る文」、「時計の繕ひを頼む文」、「大雷見舞の文」など、庶民の実用重視かと思えばいきなり「炉開きの客を招く文」など風流なものもある。
いちばん読みやすかったのが電信用のカタカナ文。
「逃人ヲ尋ル文
テダイ タレ ニケタ マイレハ トリオサヘヲコフ」(手代誰逃げた、参れば取り押さえを乞う)
そのほかは…こんな感じ。
「入熟(塾)を頼む文
豚児貴先生親炙洋学仰業致し度く懇望…略 」
豚児って自分の子を謙遜した言い方(愚息みたいな)だけど、酷い言葉だなア。
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