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ゆめ か うつつ か
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さてこのたびT電のかくも見事な「計画」「停電」のおかげでみんごと「出勤難民」になりおおせたわけだが・・・・、

出勤・帰宅に何千円もかけてちゃやってらんねえーよ、と思って今日はお泊り支度でやってきた、ら、職場が明日は「自宅待機」になった。

帰らせてくれた上司は泣きたい気持ちが高じて笑っていた、気持ちはいたいほどわかる。

いや、、被災者の方々に比べればこんな苦労心労、笑い飛ばせる範囲だろう。先日読んだ小説の一節を思い出す、「彼女は君に代って煉獄を歩んでゐるのだ。見ろあの悲しい足取りを」。そう、彼らは今、わたしたちに代わって煉獄を歩んでいる。悲しくも確かな足取りで一歩一歩、その歩みの痕にいつか花咲くことを信じて。





震災直後、祖母の様子を見に行った父に、彼女は語った。

「88年前、わたしが5歳のころ、関東大震災が起こったの。そのときわたしには7歳と10歳の兄が居てね、そのうちひとりは、戦争で死んでしまったけれど。わたしは、針仕事をしていた母のそばで、二階で、遊んでいたの。そうしたらぐらぐら揺れてね、それでお母さんと、『おにいちゃんたち、またお相撲してる』って笑ったの」。

祖母は長野の山深い地の産で、だからたいした揺れもなかったのだろう。
敗戦時の満州を駆けぬけた烈婦(死語?)だけあって、今度の震災にもまったく動じていなかったそうだ。



時経ればこれも歴史の一頁、などて目方は日本列島。



わたしもいつか、祖母くらい達観したおばあちゃんになれるかしらねえ。


 

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