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ゆめ か うつつ か
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火曜日の深夜、いや 水曜日の早朝に帰宅したら、弟がまだ起きていて 疲れ果てた顔で「今日は大変なことがあったんだよ」と言った。

まさかmのことが親にばれたんだろーか、それはちょっとやだな と思っていたら そうではなく、両親がケンカして母が家出するというのを、なだめるやらさとすやら叱るやら忙しかったらしい。

どうやらわたしの留守中に 夫婦ゲンカという、ここ数年無かったけれど起こると相当面倒くさいイベントが発生したらしい。今が校了でなければ確実にわたしがことに当たっていたと思うとちょっとぞっとしないが、しかし留守がちな弟もたまにはその大変さを思いしってみるといいのではないかと思って同情しながら話を聞いていた、ら、

「そんで兄ちゃんが仕事辞めるって」

ときたもんだ。

…個人的には、兄は相当前から精神を病んでいて 仕事はおろか日常生活も危ぶんでいたほどなどで、それは至極当たり前のことのように(むしろよく今まで保ったもんだと)思ったが、そう思っていたのは私だけだったようで 弟も母も「正気の沙汰ではない」と情け容赦なく兄を断罪していてちょっとかわいそうなのだった。

弟も母も精神を病んだことが無いから、自分のことや 誰かのことを 死ねばいい って思ったことはないし、まして生きるのがめんどくさいなんて 思ったことすらないのだろう。

今の兄に必要なのは明確に 療養 回復 人に成ること なのだが、母にとってはそうではなく ただこの無慈悲な社会でソツなく稼ぎ生きていくことらしい。どう考えても「それ以前」の話なのだが、しかしこれは言っても通じないだろう。その昔、母は不登校を主張したわたしを家から追い出し 鞄と制服を放って扉に鍵をかけた。それでわたしはいよいよもって生きる自信を失くした。そんなわたしを励ましてくれたのは兄だけだったがしかしわたしは今兄を救うことはできないのだった、だがしかしまあさしあたってそれはどうでもいい。

どうしようもなく弱い人間は存在するのだから どうか理解してあげてください ゆるしてあげてください でなければいっそとどめを刺してあげてください。


それでもひとは回復できるって信じているよ!




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