忍者ブログ
ゆめ か うつつ か
[101]  [102]  [103]  [104]  [105]  [106]  [107]  [108]  [109]  [110]  [111
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「もともと夫婦とは孤独な二人の人間が結ばれて複数の孤独に苛まれる、業の絆」

……と、先だって読んだ塚本クニオ氏の小説にあり、まるきりわたしの夫婦観だなあと思った。

もすこし言えば、家族や友情、恋人だって孤独の連帯だろう。

昔わたしは、愛するひとができたなら寂しくなくなるのではないか、と期待していた。実際は、孤独と愛は無関係で、それらは全く別の問題だ。ひとはみな分厚いガラスの瓶に閉じ込められ大海をさまよっているようなもので、瓶から出たら死んでしまうので、人々はガラスを通してささやかに交感しあうだけ。

人間は解りあえない。

愛の正体は世間でよく思い込まれているようなうるわしいもんでなく、もっと殺伐とした、この気の狂いそうな寂しさを分かちあえないと知っていて、それでも愛する、その覚悟そのものにほかならない。


PR

 今何月だよ! とツッコミつつ、ありがたく戴く。オリジナルデザインボトル! わーいわーい!! Rちゃんは絵を描くお仕事をしているので、こういう一点ものをよく作ってくれる。今回はこれに手書きの孔雀のノートがついていて、すごく嬉しかった。なぜ孔雀?と思ったら、「きみのイメージ」とゆわれた。これは嬉しい。孔雀、好きなんだよね、あんなに優雅な姿をしているのに実は悪食で、蛇や毒虫を食らうところも。

そして同日、年賀状も届いた。

わたしのともだちは全体的にとてもユルい。が、そこがいい。

「転勤族っているじゃない、全国あちこち引っ越して回る。あれ、ああいうのわたしは経験無いんだよね、引越しだって大人になってから留学したりなんだりでようやく二度ほど、しかも常に本拠地は自宅。生まれてからずーっと自宅。親父が公務員で転勤無かったからね、ずっと地元で生きてきて、なんとなく学校も就職も自宅から通えるところでずっと考えていた。大学時代、地方出身者の友達はみんな当然のように東京以外も視野に入れて就職を考えていて、そういう彼らをオトナだなーって思ってたけど、違くて、ほんとはわたしがコドモすぎたのね。オトナだなーっていうのは、つまり彼らは『世界のどこに行っても自分の居場所をそこに作り上げるぞ』っていう覚悟があるってことじゃない? わたしはそういうところ何かどこか甘い、覚悟がない。

渋谷だってハラジュクだって行こうと思えば毎日だっていける、手の届くとこにあるけどでも別に行かなきゃいけないわけじゃないし第一あの街のコードに準じるのめんどくさいから全然足を踏み入れない、この辺に居る昔からの友達にはそういう子が多くて、オシャレにさほど、興味がない・・・・・・だって東京だからって『オシャレ』じゃなきゃいけないわけではないしね、がんばらない、がんばりたくないんだ。地方から来たひとのほうがセンスがよくてオシャレで、自分の無頓着さにときおり恥ずかしくなったりする、それは無論個人の性格にもよるだろうけど、根本のアイデンティティ形成の過程においてそういう地方格差ならぬ中央格差、中央付近に居ることによって欠落してしまう部分があるんだなって思う。

つまりハングリー精神っていうか、がんばって中央に出て、都会人になるぜ! っていう意気込みがわたし含め大都市近郊の人々には薄い、ような気がするのよね」

 

先日箱根のユネッサンに行った際、「お風呂で読める文庫」なるものが売られていた。紙ではなく塩化ビニルに文字が印刷されており、水の中に入れても大丈夫な本だという。しかも売れ残りの処分セール品なのか、定価が千円のところ百円の大特価。もとより風呂に本を持ち込む癖があるわたしには格好な土産で、mに呆れられながらも五冊ほど買い求めてきた。

 これがまた、売れ残るのもわかるなあというようなちょっと玄人好みのラインナップで、岡本綺堂やら夢野久作、黒岩涙香の昔懐かしい探偵小説が揃ってるのにびっくり。というかこんなマニアックな作品入れるか普通? 編者何を考えてるんだ、わたしと友達になろう!

と いうわけで最近の風呂の友はもっぱらこれらの耐水性本なんだけど、何冊か読むうちに、この本の意外な欠点を発見した。それは、風呂で途中まで読み、さて風呂上りに続きを読もうとするとびしょびしょなので丹念に拭わなければならないという点だ。途中で止めておいて続きは後日にすればいいのかもしれないが、だってだって面白いんだもん!







年末年始は一泊で伊豆に出かけた以外は概ね家で大人しく片付けに勤しんでいた。おかげで簡単ながら模様替えも出来たし、ここ10年のなかではもっとも部屋がすっきりしたくらいだが、代わりに出てくる出てくる、捨てそびれていたガラクタの山!


●選択美術で木切れから彫り上げたサボテンダー(こんなんで5をくれた愉快な学校だった)。これの捨て方がよくわからない。木彫りなので燃えるゴミでもよいのかもしれないが、トゲ部分が相当に鋭利なので、下手したら危険物。燃やすのが一番かな、供養にもなるし。


●マレーシアで買ったイスラムのお守り。そのまま捨てるのも気が引けるし、日本の社寺でに持ってくのも違うような気がする。


●墜落したての某チャイナ国内線に搭乗した際、乗客全員にサービスで配られた飛行機模型。この模型を見る度に、離陸の間中静まり返っていた機内や、中国人にしては丁寧すぎるフライトアテンダント、着陸した時の拍手などをまざまざと思い出せる。


カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ryu
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]