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ゆめ か うつつ か
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一般に、思春期の到来が遅いほど、身体のサイズは成長するらしい。女子の場合は生理が始まるまでに、あらかた身長が伸びきってしまうと言う。

まあ分かりやすいよね、身体=内臓の器として考えると。そしてある個体の(臓器を含めた)身体成熟は次の個体(妊娠・出産)へのプロセスだと考えると。

もちろんわたしも例外なくこのプロセスを踏んでいるのだが、しかし、わたしは生理の始まりが中二の終わりで当時としても最遅の部類であったせいか、大学卒業の齢くらいまで身長が伸び続けていた人間である。

そして足のサイズは未だに伸び続けており、最近とうとう24.5センチの靴が履けなくなったのであるコンチクショー!!

やっぱり25以上になるとなかなか、可愛い靴が無いんだよ。最近流行りのH&Mとか、海外プチプラブランド行くと26なんてのもゴロゴロあるけど、たまにはデパートとかで試し履きしたい。試し履きを完遂してみたい(大抵、足が全部入らなくて『イデデデデデ』ってなる)。

ちなみに、

母のサイズ…23
父のサイズ…28

……自分のサイズは両親のサイズを足して2で割ったジャストなんだな、と思うと、それはそれで納得がいった。





日本人は欧米に比べ思春期が早く始まるらしいね。彼我の体格差、ここに生まる。

ってことは日本人って早熟な人たちなんだ……へえ……。


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裁判にかけられる。

なんでもわたしはガラスの灰皿で友人に殴りかかり、殺そうとしたのだそうだ。そんなことをした覚えは全くなかったが、しかし、優秀な弁護士君は言った。

「なあに大丈夫、楽勝ですよ。あなたはいささか逆上していたのです。何もかも忘れているというのがその証ですよ、つまり心身喪失というやつですな。それというのも相手があなたをけしかけたんですから……」

いかにも親しげに、父親が子供をなだめるように肩を軽く叩きながら、彼は、裁判の次第を事細かに教えてくれた。あらかじめ台本を渡されたようなものだった。
だがしかしなぜそんな必要があるのか、罪を犯したのなら償いたいと、強く願いながらもわたしは言い出せなかった。わたしには、犯した覚えもない罪を背負う勇気はなかった。
心のなかの醜い思いを忘れるために、つとめて裁判の形式に沿おうとして、わたしは、裁判には何を着ていけばよいのか、最初に踏み出す足は右か左か、などつまらぬことをいつまでも尋ねた。

いよいよ当日、私の裁判はいつまで経ってもわたし始まる様子がない。前に行われている裁判がひどく長引いている。というのも、寸劇のような状況再現が絶えず行われていたからだ。それは保険金殺人の裁判で、被告の女は黒いブラウスに金鎖のネックレスという出で立ち、彼女は主役めいて華々しい存在感を放っていた。

「ことによると、今日私たちの裁判は行われないかもしれんな」

と 弁護士君が重々しく言った。私は遠く傍聴席からそのものものしい舞台を眺め、ともかくも今夜は安心して眠れそうだと、ひそかにためいきをついた。



学校には妖精が住んでいる。

彼らに会うには、朝礼が終わって授業が始まるまでの間、教室の隅で飼っている兎を檻から出せばいい。まっしろな兎はやがて綺麗な毛並みの馬に変わり、わたしを優しく背中に乗せてくれる。
駆けてゆくと、廊下はいつのまにか草原に変わる。太陽のひかりを浴びて、妖精王の少年が宴会を催している。杯になみなみと入っているのはあたたかなミルクだ。

律儀で器用な小人が、野に咲く花のアクセサリーを作っている。かれらは特別に調合した薬を花にふりかけ、鉄板に乗せると、かまどの中に入れるのだ。まるでパンを焼くように簡単に鋳造した百合の首飾りを、わたしはしげしげと眺める……。



何だかよく解らないが、試験を受けている。

試験場は高原にあったが、その牧歌的な風景にはおよそ似つかわしくない無機質な建物で、おまけに真っ白なものだから、しばしば霧に巻かれて、ステルス要塞のようだ。

試験官の点呼を受けながら、わたしは漠然と「これはスパイの試験なのだな」と思っている。

わたしと共に試験を受けるのはKちゃんだ。彼女は大変優秀な成績で次々に試験をクリアしていったが、わたしは落第ばかりだった。例えばわたしは罠でいっぱいの青白い洞窟迷路を抜けなければならなかったが、しかし、ここに罠があると思うと、その障害に引っ掛からずにいられないのだ。

そうして長いことかかってやっとこの洞窟を抜け出すと、外には桜の花が満開に咲いていた。わたしは、杏仁豆腐を食べながら、桜の美しさに魅入っていた。

 

  紅(女)か黒(男)か。

いわゆる社会学としてのフェミニズムが栄えていたころ、巷には「片手にウエノチヅコなんかの本を持ってショートカットで化粧しなくていつもジーンズ」(←これは高校の頃の先生の証言)っていう女性が闊歩していたらしいが、これ こういうフェミニストの先生が大学の頃にいらしたけど、とうとう好きにはなれなかった。

「女性の解放」って、極めると、限りなく「女性が男性に近づく」んじゃなかろうかって思うんだよね。「男女同権」と「女性の男性化」ってこれは≠で繋げてもいいワードではないかと思う。結局男性に肩を並べて仕事をするよーな有能な女に必要なのは「お嫁さん」もしくは「メイド」、つまり自分に代わり家事炊事をしてくれる存在でしょう、どんなに有能な女性でも、有能であるほど、他者をそうやって「おとしめる」、自分が脱却しようとしている位置に誰かを置き換える・・・・・・。

それじゃ問題は解決しないような気がする。

別に男に従えって訳じゃなく。だからって男に従わせる訳でもなく。
だって、カタクナでいるのってさ、疲れるじゃん。

気が向いたらスカートはくしお化粧もします、お仕事やりつつ家事もやります、でも完璧じゃないの、ほどほどなの、ユルくてもいいじゃん ってくらいのスタンスが  今なんだろう。

 

09年9月9日9時9分に投稿!



何かしたかったんだけど何もできそうにない、けど何かしたい・・・というむやみな衝動に駆られた日記。
ゾロメだいすっき。



ちなみにわたしの好きな数字は「21」だ。生まれた日のナンバーだということにくわえ、たまたま21世紀に生きているということもあり・・・・・・昔からこの数字には愛着がある。

21を迎える誕生日の夜は、ボルヘスの『八岐の園』を読んでいた。これは文字通り時空を越えた暗号の物語で、その類稀な本を読みながら21を迎えられたことを、わたしは今でも悦んでいる。




とある娯楽番組の調査で、フランスでは日本のように告白及び交際宣言という制度は存在していないらしいことが判明したという。

確かに、「自分はあなたに好意を持つ次第である」と告白し、「自分もあなたに対し好意を持つことにやぶさかではない」とお互い好意を確認しあった後「「それではお付き合いをしませう」という流れになるのは、かねがね大変奇妙というか、不自然な気がしていた。

と、言うのは、本来恋愛とは自然発生的なものなのに、日本における交際の一連の手続きは、どうもある決定的な関係(=結婚)を前提にしているように思えるからだ。「結婚を前提としたお付き合いをしてください」という言葉はよく聞くが、「結婚を前提としないお付き合いをしよう!」とわざわざ言わないもんね。
このへんはしかし、日本人にとって自由恋愛という考えは文明開花以来たかだか百数十年ほどの浅い歴史ゆえに、男女の交際観はいまだ伝統的思考(イエ)の影響下にあると言えよう。

(文明の伝播つうのはまず器=建築など技術的な部分に始まり、精神性など文化的要素は遥かに遅れる、これを専門用語で文化遅滞カルチャー・ラグとゆー。してみると日本人はまだまだ精神面では日本人たりえているのだろう)

それでは、フランス女性における交際観、ずばり「交際している本命男性」認識とはいかなるものかと言うと、デート後にキスを許すのみならず、そのキスに積極的に応えてはじめてその男性を本命と見なしている(言い換えればデート&キスをしただけでは、交際してるとは言えない)という。


弟「と いうことは、フランス女性は、例え何十人の男とデートしたりキスしようが、『付き合ったのはあなただけ』とか言えるってことか」

私「?フランス人ってそもそも、恋人が過去何人と付き合ってたとか、そういう細かいこと気にするの?」

……って

何気なく疑問を呈しただけなんだが、、

何故か、明け方まで議論になった。眠かったしめんどくさかった。しかし弟はもっとめんどくさかったであろう。何故なら私が途中で眠り出したからだ(ひでえ!)

弟の主張→「好きな人物に自分を良く思われたいという気持ちは人類にとり普遍的なことであり、国や民族は関係ない」

私の疑問→「一般に、かくもフランクな交際観を持つ人々のカップルでは、現在ならいざ知らず過去の貞操を話題/問題にすること自体少ない、ていうかナンセンスなのでは?」

……弟は一般的な貞操観念について=マクロな問題、私は一部地域の恋愛文化=ミクロについて問題にしてるので、平行線。

しかし文脈はフランスにおける恋愛認識なのだから、…とか言い出すと永遠に終わらなそうなので止める。。





「恋人に過去を尋ねるのはマナー違反だ」、って昔、知り合いのガイジンはゆってたが。へいへい野暮でごめんなさいねえ、確かに過去がどうあろうが、[今ここにいる君が好き]なんだけど、でも、かっこつけてる余裕もないほど好きになっちゃうこともあるよね??

って今なら反論できる。


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