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つかの間の休息期間に入ったので近隣県の山に柴刈り、ならぬ温泉ドライブに。
日本一長いローラー滑り台。一度滑ったらまた自力で上らなければならないのが滑り台ならではの難点だが、これがなかなか面白かった。高所恐怖症のmの背中をどつきながら、ついつい三回も滑ってしまった。
イマドキ小学生でもこんなはしゃがねえよ!ってくらいはしゃいだ。管理人のおじさんも微笑むほどに。
山の中に造られているので、わりと高さがある。これを一気に滑り降りて行くのはかなり爽快。
滑り台の麓の温泉にゆっくり浸かって、舞茸釜飯。
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山の上を周遊しながらの帰りの運転はうっかり寝そうになってしまった、危なかった。
西の山際が赤と金に縁取られているとき、東の街灯りは紫色の薄闇に沈んでいく。
その様子をいちどきに眺めるのが好きだ。
「講義終わって10時から翌朝9時まで並んでそのままガッコだったよー」
「へえ、大変だったねー……え?」
……聞き違いかと思ったが事実だった。寒風吹きすさぶ中、シャツと薄手コートのみで一昼夜並び通したらしい。見かねた周囲の人が「あの、寝袋あるんでそれを羽織っててもいいですよ」と申し出る程だったらしい。
「いや、辛かった。明け方すごい寒くて、隣でずっと宮沢賢治読んでた男の子が段ボール見つけてきたから被って寒さしのいでさあ」
前夜は段ボール、一夜明けたらブランドコートというそのあまりの差に爆笑した!
かなり早めに並んだからか、弟は30番目くらいには入店できたらしいが、途端に店内は戦場と化したらしい。件の『賢治くん』と予め買い物を分担していた弟はほどなくして目当てのものを手にしたが、帰る途中も行列は途切れず……
「でさ、まあ俺も眠かったから無意識に行列沿いに歩いてたんだ。そしたら列に並んでたギャルが俺に向かって『チョー優越感ってカンジ!』って。。慌てて列から離れたけど、ならこっちだって『チョー疲労感ってカンジ!』てめえらも前日の夜10時から並べよ!ってカンジ!」
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お疲れさまでした。
〈欲しいモノがたくさんあるんだね、幸せだね〉というのがわたしの感想。
今月もどうにかこうにかお仕事があがったので、さっそくmオススメの美容室に行ってきた。ちょっと前にばっさりやった髪が伸びに伸びてもっさもさになってて、どうにかならねえもんかと思って。
ちょうどmもパーマかけたい と言ってたので、二人仲良く並んでパーマをかけてもらった。
しかし同じパーマでもmの仕上がりは「オシャレでイけてるイマドキ風」スタイルなのに対し、わたしの場合はどうにもこうにも「大正ロマン、モダンガール略してモガ」スタイルなのであった。
デジタルパーマかけてるのを横から見ると、起動前のアンドロイドのようでときめく。
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ところで何かを手に入れるということは、同時にそれを喪う恐れに脅かされるということだ。幸福であればあるほど不幸になる危険性も大きい。
となると相対的に価値のあるもの(=マテリアルなものと言い換えておく)よりは絶対的な価値(=スピリチュアルなものと言っておく)を追求したほうが人生が豊かになるだろう、
別に物質的幸福を否定しているわけではない、実際は幸福も不幸もどちらか一方では成り立たないしマテリアル/スピリチュアルは両面共にそこそこ充実しているのが望ましい、
弟が新しいシルバーアクセサリーを入手したときの口癖は
「これさえあればもう何もいらないね。これと……愛さえあればね」
だが、この一言は実に、上記をうまくまとめていると思う。
Love愛と対になる言葉はたくさんあるが(True真実、Peace平和、Death死、Friendship友情...)、Money金 というのは実にしっくりくるワードだったりする。
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逃げて逃げて逃げ続けてみちがなくなって捨て身になってそうして活路がひらくかもしくは閉じるか、そんなのわかんないのが人生。敵前逃亡おおいに推奨、とにかくこの世からエスケイプするのはいつだってできる、とにかく生きつづけられそうなら生きつづけてみること。
そうしたらいつか 「きみのために生きる」 って言えるひとが出来るかもしれない。