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そしたらいつのまにか、その子ともども某先生の研究室に引っ張られて湯飲みを持たされて焼酎で一杯やることになっていた。もちろん真昼間。…あの先生ほど一升瓶が似合うひとは居ない…つうか冷蔵庫に酒以外のものが入ってないし研究室で本の次に多いのが酒の空瓶だった。私はこの先生にはトラウマがあって、というのはコレまでの生涯で最も酷い酔い方をしてしまったのがこの先生と一緒のときだったので・なんとか早く帰ろうと湯飲みの中身をごくごく飲んで、ひでえことになった…
魔窟だあそこは…
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アレルギーが酷くて久々にレベル3の抑制剤を飲んだら効き目は抜群なんだけど、脳の機能が通常の半分以下になった。これまでにも増してやたらと眠るようになったし昼でもうとうと、やる気がおきない。本を読む速度も文を書く速度も遅い。これどっちがマシかな、夜眠れないのと寝すぎるのだと…?
母が昨日からおとうとのとこに遊びに行ってるので実家のほうもいろいろ、みにいかなくちゃ…
いろいろ、感覚を覚えてるうちに書いておきたいんだってば! ←言い訳
某暴走車漫画のおかげでなんとなく Drift という言葉にはもっと激しさを認めていたので「ただよう」という意味があるのは違和感を感じた。実はDの項には昔「ジレンマ」をのっけてたのだけどこれは全くストーリーになってなくて、他の話と違いすぎたから下げた。
流氷の話は昔から一度書いてみたいと思ってたもので、実は半分くらいは実際に見ていないときの、想像してたときの文章が混じっている。そのほうがいいとおもったからそうした。
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いやあしかし「A to Z」も気付いたら半分以上埋まってた。びっくり。B・F・G・Wは続きもので、去年の暮れからもうあらかた出来ているのだけどなかなか納得いく出来にならないのでまだ繋げていない。構成とか見せ方とかね、せっかくだからリキ入れたいんよ。
だんだん、埋まってくると何が困るって、一度使った文字は二度と使えないのでなかなか、タイトルがね…。こういうこと言うと「お題」の役割果たしてないことまるわかりなんだけど、どうしたって話が先に出来てしまうんだよなー。単語を決めておけばまだ話の内容をその単語に関わらせるとか工夫すべきとこができて、そういうとこで力を問われるんだろうけど好きで書くものにそこまでの制約は欲しくない。
やっぱり、心底気ままに書いてるだけなんだなー…
久しぶりにノミさんにお会いしてきたー。二人だけでゆっくりお会いするのは8ヶ月ぶりくらい?いろいろ芸術やら漫画やら子供やら動物やらの話できて面白楽しかった!あたしはノミさんの描く動物や子供の絵が大好きなのだけどその大好き具合をどうお伝えすればいいのかとてももどかしかった。好きです!(ここで言っても)それにしても昨今の駅観光案内所はサイゼリヤの場所まで把握してるのかと思うと感心した。サイゼリヤ好きだ、安いし美味しいし長居できるし。
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最近「ナニワ金融道」(金融漫画)読んでるんだけどこれ勉強になるわー。とりあえず借金だけは絶対しないと決意した。こういった「ためになる漫画」はえてして青年誌に多いのだけど、考えてみれば「青年」に対応する女性の読む女性漫画誌って無いよね、ってGと話していた。レディコミじゃないよ、ああいうえろ本に対応するもんじゃなくって、「仕事」「国」「戦争」「家族愛」「人間愛」とかそういうのテーマにしたような普遍的なやつ。まあその年頃(百歩ゆずって18歳以上としておこう)になったら女は漫画なんて読まないってのが前提だったのかもしれないけどでもあくまで「だった」、過去形だと思うのよね、昨今だとあんのもよこさんとかが少しばかり描いてるけど「働く女性」向けの漫画を中心とした雑誌って出ないのかねえ、って思った。それとももうあるのかな?雑誌は読まない人間だからわからない。こういうの企画するの好きだけど実際たちあげること考えるとひどく面倒だよね、誰かスポンサー&編集長になってくんないかな、あたしアドバイザーになるからさぁ。リサーチとかマーケティングの戦略たてるよ。 ←リサーチとかマーケティングを生業としてる方にあやまりなさい
別にフェミニストではないけどこういう漫画の現状見てると漫画の世界でも女性が下位におかれてるってことなのかしらとか思っちゃうんだよね。女が興味持つのは・あるいは持っていいのは、色恋セックス或いは趣味の世界、そこまでだとは思いたくないんだな、あたしだって女だけど戦争やら国家間闘争やら経済やらそういうの興味あるし・モーニングもスピリッツもヤンジャンも面白いと思う、とか言うと、でも、かわいくねえんだろうなあきっと。
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久しぶりに中井英夫読みたくなってT図書館でごっそり借りてきた。「薔薇の獄」好きだー。それにしてもT図書館のサービスがさらに徹底されていてびびった。無料で本を入れるためのナイロンバッグを配布してるとか…感動。
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姉に「あたしの性格は悲観的で後ろ向きだよ」って言ったら「そうなの!?」って驚かれた、うんあなたは気付いてないと思っていた。あたしの場合、後ろ向いたらまた後ろ向くようにして(360回転)なんとかポジにみせかけるという荒業を高校くらいのときになんとか会得したので、気付かれなくてもしょうがないというかむしろそれでOK。姉は至極ポジティブなひとなので、後ろ向きの人がどういうものか、全く想像がつかないらしい。ほんと、いとおしいひとだ。
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ところで最近ごま油にハマっている。こいつの底しれねえポテンシャルに感動している。ほんと何かけても美味しいんだコレ。もやしナムル最高!
マルグリット・ユルスナール 『東方綺談』 短編集。
「老絵師の行方」 道教逸話らしい。絵の中に入る仙人の話は確かにあたしも読んだことある、これ瓜を増やすとかそういう系だよなきっと…中野美代子さんが言及してたような気がするけど忘れた…列仙伝・神仙伝とかそこらかな?中国説話の飄々と枯れ果てた趣はだいすき。
「マルコの微笑」 「責め苦を受けた男の唇に浮んだ微笑、つまり欲望が最も甘美な拷問であったこと」これは女でないと書けない。えろい。拷問とエロス。
「源氏の君の最後の恋」 源氏物語を素材にしてるんだけど全く別物になってる、なんつうか原作の縹渺とした雰囲気でなくもっと生々しい、花散里はそんなコじゃない!って突っ込みたくなることうけあいけどそれはそれでなんか納得させられるんだよね、こういう解釈もあんのかってかんじで…むしろあたらしい。
「死者の乳」 母とはなにか・こういった生贄の話はどこにでもある…沖縄とか中国の万里の長城の話、それにギリシャ神話のダフネの話を足してわったみたいなかんじ。うまく融合させたなあと思う。ラストも衝撃的でよい。
「ネーレイデスに恋した男」 気の狂った男の物語。幻想から現実への切り替えがあざやか。暗闇からいきなり光溢れる外に出たように視界を失う。
「斬首されたカーリ女神」 聖なる首に汚れた肉体を継ぎ合わされる女神。ヒンドゥの神話より。こういうモチーフは西欧的一神教世界ではないよなァ 向こうの人がエキゾチシズム感じるのもわかる・
M・ユルスナールの物語は余韻があってとてもよい、テーマはともすると平凡になりがちなものを類稀な筆力で再構成してる。多田さんが訳者やってるのもうなずける。