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ゆめ か うつつ か
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 戦艦大和サブレ!

パッケージがいちいちステキ。食べながら大和沈没ごっこができるスグレモノ!(涙とまりませんから)

 江田島限定てぬぐい。

全国どこを探してもここでしか絶対に買えないシロモノ、というレア度がイロモノ度に打ち勝った逸品。
実はてぬぐい好きで、ひそかに蒐集してたりする。二十本くらいはあるんじゃないかなあ?安価で使い勝手も良くて手軽なおみやげになるので重宝している。


あ ちゃんともみじ饅頭とかお好み焼きせんべいとかまともなお土産も買いました。


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宮島口のふつーの定食屋で食べた、小いわしの天ぷら定食。揚げたての熱々を骨までさくさく頂いた。美味!漬物が甘口なのは広島基準??

あなごが有名らしかったが、バカげて高値だったので食べる気無くした。大体あなごってそんなに高級な魚ではないのでお値打ち感がどうにもしない。かつて網走で上物のウニ丼に三千円出したが、あれはウニだし!っていう有無を言わさぬ迫力があった。哀しいかなあなごにはそこまでのチカラは無い。。




宮島参道にて、もみじ饅頭を揚げて串に刺した「揚げもみじ」を頂く。食感がイイ!私はチーズを頼んだので、外はさくさく中はとろ~り…大変美味しゅうございました。



江田島で食べたハヤシライス。海軍といえばカレーしか食ってないイメージがあるが、ここでカレーを食べない邪道は私くらいのもんだろう。辛いの苦手なの!
メニューにまで「五省」(海軍伝統の教訓のよーなもの)が書かれてて、笑った。



コンビニで見かけた白バラ牛乳。東京ではまず見かけない鳥取ブランド。


広島といえばつけ麺&冷麺も有名らしく、食べ損ねたのが悔やまれる。B級フード大好き人間としてはこのへんは外せないもんなあ。



 

・女の子は東京よりも染髪率が低く、黒髪寄り。ギャルは居ても可愛い系よりきりっと系が目立つ。

・喫煙文化はまだまだ華やか。分煙していないお店がけっこうある。歩きタバコも多く、東京に比べ女性の喫煙が目立って見える。



・地図にナチュラルに「爆心地」表示があるのに泣けた。
長崎を訪れた際は気づかなかったが、あったのだろうか。

・地下道に設けられたお洒落なファッション街の名前がそのまんま『シャレオ』だったことにツッコミを入れてよいものかどうか。

・全身を赤で固めたカープファン軍団がぎっちり詰まった路面電車を発見。広島の銀行にはカープ預金なるものがあるらしい。





ちなみに、ぶらぶら店を見ていたらお店のおねーさんにナチュラルに広島人と思われる。面白いのでまんまエセ広島人を気取ってみた。じゃけえのう!(←こんなん言ったらバレバレだ)


 広島城。

駅から歩いて20分ほど?桜が盛りだったな。たくさんの人がお花見に訪れていた。
そんで何気なく横切った橋が、原爆が落ちたときに瀕死の人々が水を求めて飛び込んだ川だったりして、なんだか恐ろしくなったりしたのだった。考えてみれば60年ほど前の夏はそこかしこが死体の山だったはずなんだよな。

 お好み焼きリベンジ!

昨夜食べたお好み焼きがどうしても腑に落ちなかったので再チャレンジしてみた。今度はそばでなくうどんチョイスで、でも「麺」はハズせないんだな……出てきたのはどうみても焼きうどんでした。餅チーズ、これも旨かったがやっぱボリュームが……。

ま隣の席に男の子が座って黙々と食していたかと思うと、電話がかかってきて「俺今どこにおると思う?広島やねん」などと言っており、あれ なんか昨日どこかで言った台詞だなあ・・・と思い、勝手に親近感を覚える。まあでも、関西から広島なら近いしね!

電車の路線の先に 山口県の地名があって、ああなんだか非常に西に来たなあ と思ったのだった。



夕方六時過ぎに地下街のスタバでGと落ち合い、ひとしきり笑ってからお好み焼きを食べに行く。
Gも私も広島風のお好み焼きは初めてなので、それなりに気合を入れて老舗の店へ。

 どーん。

これは・・・ヤキソバ??私の知ってるお好み焼きはもっとこう……パンケーキ成分多いんだが……。
とりあえず食してみたけど、やっぱりヤキソバに思える。そんでもってボリュームが多すぎる。Gと首をかしげながら奮闘するも、撃沈。いや 美味しいよ 美味しかったけど……なんかやっぱ ヤキソバに思えるんだ……

その後、Gが宿を取っているという呉市まで赴き、私も追加で泊まらせてもらうことにする。とにかく突然思い立って出かけたものだから、前夜からほとんど睡眠をとっておらず、わたしにしては珍しく、あっというまに眠りに落ちた。





次の日の朝は、寝起きの悪い私にGがシ●ケ●ジャーを付けて起こしてくれた。「かかったわね!わたしは囮よ!」「おのれ小娘!」などと朝からアップテンポなやりとりについついツッコミしてしまい、気付いたら目覚めていた。うん けっこう面白かったよ●ン●ンジャー!

 せっかくなので大和ミュージアムをちらっと見てまわることに。

呉は造船の街で、戦前はかの名高い戦艦大和や赤城などを造り繁栄したところ。
軍事スキーなら誰もが一度は訪れたいそんな街、呉。

 大和の十分の一モデル。さすがにでかい!

モノに愛着を持つタイプではないので、戦艦や戦闘機を見ても おお でかい かっこいい くらいの月並みな反応しか返せない、つうか 武器じゃんコレ!って反感すら覚えるのだが しかしわりと見ごたえがあった。ナンだろう、戦艦大和に使われた技術が、戦後の経済成長を支えた日本の技術力の源になったとかね。負の遺産ばかりでもない、ってとこか。

G「でも人類が進歩するためには必ず武器が最初にあるんだね」

そうだな。他人を傷つけたいというところが原点なんだな。それって悲しいな。

 呉の港から江田島へ。海が綺麗!

ここには昔の海軍の養成学校があり、何を隠そうGはもともとここの観桜会(内部一般公開)目当てに広島行を企てたのだった!面白そうだし一度は見てみたいとわたしも思ってはいたけど、でもそれでちゃんと来ちゃうあたりGさすが。

そんなGの心意気を汲んでか、桜は満開、天気は上々。

 

建物がいちいち素敵で、桜も素敵で、一般の人もピクニック気分でたくさん遊びに来ていた。

名将と名高い山本五十六の遺髪が納められている資料館は、なかなか興味深かった。歴史的記述に??なところはあれど、とにかく資料の数が多くて見ごたえある。特攻隊の遺書とかね、ここでまた自分の意思とは関係なく涙が出てきてしまい、困った。バッカじゃねーの?って思うのにその一方ですごい哀しくなる。人間魚雷回天の開発者のこととかね、二十歳そこそこなんだよ。それくらいでいっしょけんめい開発して、そのために死んでるの。まあでも思いつかないよね、若い人間でなきゃ玉砕とかそういう、馬鹿げた発想。馬鹿だ。バーカバーカ!って思いながら涙が止まらなかった。結局今の日本は彼らの望んだ方向とは真逆に来てるわけで、まるで聖遺物のようにうやうやしく博物館に納められ眺められて彼らは嬉しいんだろうか。

とか思いながら外に出たら、桜の美しさがね ぱっとひらいて ぱっと散って。
なんか、目に沁みた。





その後、Gは一路広島空港へ。わたしはせっかくなのでもう一泊してから帰ろうと、広島駅附近で宿を取ってぶらり街歩きへと出かけるのであった。

原爆ドーム前でピースしてる写メを送ってやったら、即電話が。

G「てっきり以前に広島訪れた際の写メかと思ってデータ見たら今日の日付で『…マジか』と思った」

ドッキリ大成功!!
ガッツポーズものの爽快感。。

ちなみに奴は呉に、私は広島市内に居た(Gいわく クロースエンカウンター・笑)ので、夜までそれぞれ自由行動、その後 広島市内で夕食を食べようと約す。

その時点でちょうど昼の12時。とりあえず最大の目的(ドッキリ)は果たせたし、初広島なので、アイコンとも言うべき原爆ドームと宮島くらいは見ておこうと、駅でもらった観光地図片手に広島ウォーク開始!





 原爆ドーム。

高校のときO江K三郎の『ヒロシマ・ノート』を読んで、一度は訪れないといけないと思っていた。外国人観光客が圧倒的に多いことに驚いたが、「核を落とされた国」というアイデンティティは世界でも唯一無二のものであり、キョートやトキオやマンガ・アニメのような「日本そのもの」なんだということに思い当たる。

 資料館にて。
被爆直後の広島の惨状がリアルに展示されていて、途中から涙と嗚咽が止まらなくなる。中学生の女の子が顔面にひどいやけどを負っている写真とか、12歳の男の子のはがれた爪と指とか。ダメなんだ、そこに人間(ストーリー)が絡むとわたしダメなんだ……。どうにも涙が止まらずないまま歩いていると、西洋の兄ちゃんにビデオ撮影されかける。 やめてー!映さないでー!!

ひとしきり戦争とか平和とか武器とか人間の本質とかについて考え込んだり落ち込んだりした後、宮島へ。路面電車でドーム前からまっすぐ宮島に繋がっているので便利。

宮島までは、フェリー(170円)で十分程度。牡蠣の養殖場を通過し、赤い鳥居が見えてくると俄然盛り上がってくる。なんたって日本三景!

 桜と鹿。鹿にはやっぱ紅葉だよね。
参道のあちこちに佇んでいた鹿はえらい人間慣れしてて、濡れそぼった体で人の鞄を食みに来るのであった。

 有名な角度から。

雨だったのが悔やまれる。参道のみやげ物屋が賑やかに紅葉饅頭やら焼きガキやらたくさん売ってる有様は、なんだかお伊勢さんを髣髴とさせた。あそこも屋台がかまびすしかった。
それにしてもカキおいしそうだったな……本場のカキ……いつかまた食べれるときは来るんだろーか、カキ……(←カキアレルギーの嘆き)

おみくじは吉。勝負事は何事も叶う、とあって嬉しいかぎり。舞楽奉納で有名な宮島限定の、蘭陵王のストラップと、バンビのお守りと迷って、お守りを購入。蘭陵王のストーリー大好きなんだよね。美青年の舞!

 明治四年のものを復刻したというポスト。実際に郵便局員が集配に来ていた。

わたしは旅をすると毎回かならず面白いポストを蒐集しているのだけど、広島の面白ポストはこれで決まり!

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