ゆめ か うつつ か
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きんもくせいの木が庭にあるので、これが咲くと秋が来たなあと思う。
もくせいの花は中国では桂花とよばれて、お茶やお酒の香り付けに使われている。ストレス緩和の作用があるそうで、確かに街中でふとこの香りをかぐとほっとするものね。
明るい月の夜にきんもくせいの香りがこぼれてくると、桂花庭院月紛々・・・っていう高啓の漢詩を思い出す。
月夜にきんもくせいの香りがただようなか、ほろよいでひと枝おりとれば、たちまち袖に香りが満ちる、という内容なんだけど、現代の衣はいたって実用的で、袖も裾もないので香りを孕むこともできないのがさみしい。
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題桂花美人
桂花庭院月紛紛
按罷霓裳酒半醺
折得一枝携満袖
羅衣今夜不須熏
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