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午後十時すぎ、「なんかダメっぽい……」というSOSを受けたので、救急外来にmを搬送。
救急外来って初めて行ったけど、待ち時間の合間にもどんどん病人運ばれてきてびっくり。急病人って尽きないんだなあ……。今日は特に混んでいるらしく、「救急車二台待ちです」ってゆわれた。台数で言われても目安にならねえよ!
まあ、明け方までかかったらちょっと困るな、と思っていたが、二時間半くらいで診てもらえた。
そもそもmは前日から調子が悪く、わたしもアイス持って見舞いに行ったばかりだったんだけど、その時点では熱も下り坂だったし、まさか数時間後におよそ40度まで熱が上がるとは思わないじゃないか。
mはぐったりして黙りこくってるし、これはよほど具合が悪いのだろう、新型インフルだったらどうしよう、などと思っていたら、お医者様はあっさり「胃腸炎の可能性が高いですね」と片付けてくれた。その後、便の形状とかも詳しく尋ねられるmを見ながら、あっ何か今わたしたちの関係すごいレベルまで達しちゃったような気がする、と 思った。便の形状まで知り尽くしちゃってる関係ってすごくね?
mは診断が終わると見違えるように饒舌になっていた。聞くと、以前も胃腸炎で運ばれたことがあり、そのときには苦手な点滴を打たれ脳貧血になったそうで、その恐怖を反芻しかつ再度の衝撃に耐えるべくシミュレーションに余念がなかったらしい。
*
緊急入院するひとのためだろう、救急外来の近くには浴衣やシャンプーなどの自販機なんかもあって、へえ、行き届いてるなあと感心した。入院はしたことないんだよな。
途中で運ばれてきた青年が紙のように白い顔をしていて、なんだか神妙な気分になってしまったのだった。考えてみれば病院って生死が交錯する場だもんね。
とりあえずはよかった、生きててくれてよかった。
と、まあ、大げさだけど思った。