ゆめ か うつつ か
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仕事の都合上、タクシーに乗ることが多い。
長時間乗るとき、相手が話し上手なら会話を楽しむことにしている。よほどに会話のネタが無いときは、お決まりの「タクシーの怪」(乗った女性がいつの間にか消えていたとかそういう類の)について尋ねているが、「よく聞きますけど、経験したことはないですね」という答えがお定まりなところを見ると、そうそう怪異に出くわすものでもないらしい。
ところが先の夏、「この仕事では無いですが、若い頃は霊感が強くて、いろいろ経験しましたね」という運転手に出会った。あいにくその後すぐ家に到着してしまい話を聞きそびれていたのだが、つい二日ほど前にその運転手さんに再会し、せっかくなので怪異体験を話してもらうことにした。
……こう、予想以上に恐ろしかったので詳しくは記さないけど、ひとつだけ印象に残ったことを。
運転手「いやあ、実はね、あちこちに居るんですよ、霊って。何もしないけどうろうろしてるの。街歩いててふっと見つけたり、気付くと部屋の隅っこに居たり。ええ、生きてるひととはどこか違うんです、すぐ分かります」
そ そうか!そうだったのか!!
霊って言えば怖い話ばっかりクローズアップされてるから、なんとなく恐怖の対象にしか思えないけど、そうだよね 何の害も及ぼさないけどただそこに居るだけの霊ってアリだよね。何か納得した!
あとね。夜の山道を運転したりしてて、「こんなとこを何故人が歩いているんだ?」っていうような辺鄙なとこで人を見かけたら、それはもう50パーセントの確率でそーゆーのらしい。
面白かった!
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