忍者ブログ
ゆめ か うつつ か
[329]  [328]  [327]  [326]  [325]  [324]  [323]  [322]  [321]  [320]  [319
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

幼稚園だか小学校低学年だかのときにおとーとと二人でかかさず観てたし、プラモデルではお人形さん遊びしていたし、「トランスフォーム!」って掛け声かけたりしてた。コンボイが大好きだった。終わりの歌が確か「トランスフォーマーもおねしょするのかな」とかいう歌詞で、当時幼児だったあたしですら「ロボットがおねしょするわけないじゃん」と思ったのを覚えて居るのだが・しかし・誰よりもよく観ていたおとーとに「そんなんだっけ?」と言われて自信が揺らいでいる…

とにかくCG!CGのすごさに尽きた。車が人型に変形するシーンがかっこよすぎて、質感は言うまでも泣くあの激しい戦闘シーンどうやってんだこれ・って、ただただ興奮してたのだけど、いささか変形が複雑すぎて目がまわりそうになった…。

物語は、アニメオリジナルの「宇宙から機会に乗り移る知的生命体が地球侵略にやってくる」をトレースしてるけど、二時間半でよくぞあそこまでまとめたなという感じ。適当にうやむやに終わらせるかと思ってたけど、ちゃんと仲間のトランスフォーマーたちも出て来て、ドリームワークスぽい悪意ある笑いも盛り込んでるの。ラストのインタヴューとか思い切りアメリカを皮肉ってて、大笑いした。
あと、トランスフォーマーのことを「日本製だよ・・・たぶん・」って言ってるシーンとか。

難を言えば、「この人出てくる意味あったの?」っていう人物や、物語の核になってる「キューブ」っていう物体の処理の方法が…あれ?と。(暗号解読の女の子がラストでは存在意義を失っていたし、「キューブ」をトランスフォーマーにはめこんで処理できるというなら最初からもっとやりようがあった気がする…)

いいなあ、うちの車もトランスフォームしねえかなー、ってすごい、思った。



このトランスフォーマーは日本のアニメがもとになっているのだけど、こういう、「機械にも魂がある」っていう発想はあいかわらず日本ならではだなあと思ったよ。アニミズム的解釈っていうか。こういうのがアメリカで受け入れられ、映画になるっていうのは「機械」及び「人間」、或いは「魂」の解釈が次第にオリエンタルな方向に向かってきてるということかしら。東西の融合は新しい世界の形成。

わたしがサブカルチャーしかまともに観る・論じる気がしないのは、メイン(とされている側)で行なわれていることはとっくの昔に語りつくされていることであって今更そんなもん語る気もしねえからかと思った。焼き直しばっかりに思える。物語のパターンは決まっていて、あとはバージョンを変えているだけ。
新しいもの 新しい概念 を利用した物語が生み出されても、すぐに年を取ってしまう。

世界の老化現象は日増しに促進されゆき、何でもすぐに古くなってしまうような気がする。

PR
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ryu
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]