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ゆめ か うつつ か
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 装丁と栞の明るいコントラストも春めいて美しい。





吉屋信子の小説を立て続けに読んでいたら、無性に塚本邦雄が読みたくなった。わたしはどうも、悪意のある文章のほうが読んでてすんなりくるみたいだ。それでいて、たまに吉屋信子みたいにお綺麗な物語を欲する。

しかしまあ、吉屋信子はいくらなんでも話が綺麗すぎる。妻と夫とその愛人が居た場合、妻と愛人で結託して夫を欺くなんて・現実じゃなかなか考えられないぜ。

確かに「同じ男を愛した」、これ以上固い絆は無いのかもしれない。しかしその連帯は、義父と息子が手に手を取って駆け落ちする(by塚本『八朔』)くらい非現実的で、だからこそ甘美なのかもしれない。

要するに表と裏というわけか。





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