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あたしには怖い乗り物っていうのがいくつかあって、飛行機とかジェットコースターとか「空飛ぶ乗り物系」のものは大丈夫なんだけど、海、水の乗り物はどうも、いただけない…
船はまだしも、絶対、金輪際、乗りたくないのは潜水艦。昔、潜水艦が座礁して浮上できなくなって、船員がもがきくるしんで窒息死していった話を読んだことがあって…空気が無くなる恐怖のいいしれなさ。あと海難事故は恐ろしい。同じ人肉モノでも、『野火』とか「生きる」よりも『ひかりごけ』『海神丸』のほうが絶対怖いもん。
大体 海って怖い。あたしは、海の水って大きな生命体にちかい気がしていて、海の水に触れるときはいつも ナマのものに触る気持ち悪さを感じる、そっから自分が融けていきそうなんだよね、性交にちかいナマナマしさっていうか(大体性交だって相当にグロテスクな行為なのだけど)、生理的にダメ。水死だけはしたくない。海より砂漠の志向。
でもそういう実体を排除した上での、観念的な海はとても好きだ。きらきら光る波を遠くから眺めたり海に落ちる夕陽を見たり、白く水脈をひく航跡を追ったり…
昔、ニ週間ほど船旅したときも、甲板でぶらぶら風を受けてるのが好きだった。東シナ海がちょう荒れていてどうにもこうにも、歩くことすらできなくなったときには船の底に降りて床に抱きついて波の動きを追っていたけど、あのときにも海と一体化させられるような気持ち悪さを感じたなあ。
あのときは同乗した人たちのほとんどが船酔いで食事に出てこれなくて、あたしは三人前くらいの食事を平らげた覚えがある。客船の食事旨かったんだ…毎回コース料理なんだ…船は好きじゃないけど強いほうだ、その後韓国で嵐のチェジュドを出港したときもひとりだけけろっとしてた覚えがある。ここ数年乗ってないから今はどうかわかんないけど…最近電車にすら酔ってるからな…新しい中央線車両の、いわゆる「新品」の匂いが気持ち悪くてダメ。