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ゆめ か うつつ か
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ここ数ヶ月、およそ80~70年くらい前の新聞をずうっっっと閲覧してるんだけど、たとえ一ヶ月分だとしてもその間の新聞を全て読むのってかなり集中力要るなあと思った。朝食摂りつつゆったり読むものをこんなに忙しなく読むのは本来の意義に反してる。そしてたかが一~三ヶ月くらいの新聞を読むだけでも、なんとなくその社会の世相が分かるものだと思った。最近すっかり80年前日本の事情通です。とりあえず女給カフェーの流行は落ち着いたようですよ!(どんだけ前の流行なのそれ)

しかし何だな、軍国主義にものすげえ勢いで傾いていく日本を見るのはちょっと切ない。

日常の記事が面白くて探すべき記事ほったらかしにして読みふけってしまったりもする。旧かなだから読みづらいんだけど、「連続大富豪誘拐事件」とか「入り婿六人!金目当てに殺害」、「母が娘を売り飛ばす」とか・見出し読むだけでも何かものすごくドラマを感じる…あと人生相談は読んでいてハラがたつ。大概恋愛の悩みとか結婚の悩みとかそういうので、恋人の居る女が親の決めた結婚相手と結婚させられそうになっててどうしたらいいでしょうか、てのに「そりゃ親が決めた相手と結婚すべきです」なんて結論ばっかりで…そういう時代だったんだとしても何か、憤りを禁じえない。

ちょっとすごいなと思った記事。1925年11月23日、和歌山のある小学校で、児童のケンカに、「お互いに制裁しなさい」と言う教諭の言葉を実行、小学校六年生が面白がって一人の男の子を袋叩きにして、死亡。

それだけの記事なんだけど、それだけってすごいと思った。まあ、今みたいに次々とそういう事件が起こってるわけじゃないから、社会的テーマにはなりえてないということなんだろうけど。重点的に取り上げられてるのはやっぱり政経そして国際・軍事関連。今と変わんないか…

それにしても全体的に、今の新聞と比較するとコラムとか特集記事とか、詰められてないかんじ。問題を社会全体で共有するシステムが萌芽段階なのかなあ。当時既に週刊誌もあったはずだから速報性のみ重視ってわけでは必ずしも、なかったはずだけど。ま いずれにせよ大日本帝国の統制下だからなあ…

あと…家庭欄で「冬生まれは低脳・秀才は春生まれ」とかいう記事があって晩秋生まれのあたしはちょっと、へこんだ。ていうかいいのか。低脳とか新聞でゆっちゃっていいのか。

そんで、80年前の高校入試問題が難しすぎて解けません。「ナントカ天皇の時代に起こった出来事を全て答えよ」とか、天皇基準で覚えてないので問題文からして投げ出しました。大体「国史」って教科今はありません。国語が一番満足に解けたなあ。あの問題構造は変わってないね、主語述語を指摘するとか心情を述べよとか。漢字も一応80年前の高校生としては及第でした、文字書きとしてはちょっと嬉しい。

提出日の期限が延びた。しかし常にギリギリ体質のあたしにとってはもがく時間が延びただけのような。

 

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