忍者ブログ
ゆめ か うつつ か
[635]  [634]  [633]  [628]  [657]  [637]  [632]  [631]  [629]  [627]  [626
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

清水寺を通り過ぎ 六道珍皇寺へ。

このお寺は鳥辺野、昔から死体置き場になっていた場所に近いせいか、この世とあの世の入り口なんて言われている、お盆とゆかりの深いお寺。八月終わりには関西一円から魂迎えに来る参拝客でいっぱいになるところで、ぶっちゃけ地味なこときわまりないお寺なんだけど。

実はわたしのフェイバリット平安人、ザ・奇人変人の小野篁(たかむら)ゆかりのお寺で、昔から一度は訪れてみたかったの。小野篁は、朝廷人でありながら夜は冥界に下って閻魔大王の片腕として働いてたという伝説を持つ面白い人なんだよ。

その篁が冥界に通うために使っていたという井戸がこのお寺にあるのです。

(ちなみにいらん話だけど、わたしのPN、「たかむらりう」の「たかむら」はこのひとを意識してなくもない)
(そんくらいは好き)

  

あの世の入り口。
澁澤たつひこが『六道の辻』っていう短編書いてるけどそれにも出てきたね。

ちょうど京都ミステリーツアーフェア(?)をやっていて、普段は入れない寺の中を案内してもらえた上に、事前申し込みが必要な国宝熊野十界図のご開帳(観光協会の方の説法付き)までついてきた。ラッキー!
熊野十界図ってのはまあいわゆる地獄絵図のことなんだけど、あんなに間近で見れるとは思わなかった。。

昔は文字が読めない人たちに、お寺でこういう絵を見せて道徳教育してたんだよね。


  件の井戸。うしとら(北東)の方向にあるんだよね、さすがー。

寺の奥座敷から見たところ。さすがに真近までは行けない。
今でも霊感の強い人はこの奥座敷に入っただけで違和感を覚えるそうな。

夜な夜な小野篁がこの井戸から冥界に行ってたんだなあ。あの時代の服装じゃ井戸入りにくそうなのになあ。

ちなみに戻る方の道はここではなく大覚寺の方の井戸から帰ってきてたらしいが、こちらの井戸はもう無くなってしまっているので、もう行ったら戻って来れないんだって。こわいね。

井戸とかトンネルとか、異界への入り口って暗くて狭い場所が多いよね。






PR
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ryu
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]