楽園には、他のどの動物よりも鳥が似合うと思う。

　ｍんちの文鳥。黒胡麻しるこのような、おいしそうな色合い。

ｍんちはちょっとした鳥屋敷で、どの部屋に居てもたえずぴちぴち鳥たちがおしゃべりしているのが聴こえる。うつらうつらしてる朝なんかは、ちょっと〈前日島〉（ｂｙエーコ）にトリップしたような気分になれて、とてもいい。

南国の鳥にあこがれているので、いつかいろあざやかな鳥達を飼ってみたいと思っているのだが、籠に入れたくないのでなかなか実現はしなさそうだ。

理想は「露天風呂を掘り当て、傍らに地熱を利用した熱帯植物の温室を作り、中にはたくさんの宝石のような小鳥を飛ばす」。

しっとりあたたかい温室のなか、マンゴーの木陰で、でかくて賢い鸚鵡相手に日がな一日とりとめない会話して　過ごす。

そういう生活、いいね。


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地獄について、人間は鬼だの悪魔だの永劫の罰だの、ことこまかく定義するが、天国・楽園については具体的な例がなにもない、７世紀のアラビアでは「毎日鶏肉（当時のアラブではとてつもないごちそう）が食えて美女がたくさん居るところ」と定義されてた、しかし現代日本じゃチキンより断然ビーフ！もしくはマグロ！ってかんじだし、そもそも完全に男尊女卑じゃねこの天国？？

だがしかし、

彼方へ流れ去った全人類の視点を鑑みても、

わたしの居場所「現代日本」は、今わりと、天国に近い場所に居ると思う。