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ゆめ か うつつ か
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林の中、獣道めいた小道を辿っていくと、苔むした石垣に囲まれた小高い広場があった。建造物は既に無かったが、水場や大鍋、散乱した茶碗や一升瓶などから人家の跡だとわかる。

 電信柱の成れの果て。

そこからさらに少し下ったところに三件ほどかたまって集落の跡があった。

 

一番大きな廃墟とその内部。

一階部分は既に押しつぶされて木材の下敷きになっていた。二階部分には骨だけになった団扇や色あせた靴ひとそろい、電気プラグ、新聞や雑誌の1ページ。それも、雨風にさらされて文字が消えかけている。
傾きかけ、今にも潰れそうだったので、内部をこれ以上検証することは無理だった。やがてこの家も朽ち果てて木くずになってしまうだろう、人の住まない家は荒れる。

 かまどらしき物体。一面苔に覆われて、異様なオブジェと化している。

ここをつぶさに見ているとき、かなり近くから断続的にあひるのような鳴き声が聞こえてきていて、mと首を傾げていたのだが……

 正体見たり!


手のひら大ほどもあるヒキガエルが繁殖期を迎え、元気よく鳴いているのだった。家の正面にある井戸(?水場?)に折り重なるように何匹も、沢からやってきたのだろうか?

しばらく附近を探索した後、「蝦蟇の家」附近で昼食。持ってきたパンをぱくついたが、陽もささぬ林の中は薄暗く相当に寒かった。

そりゃあ、こんなとこに住むのは辛かろう。

などと、村を去った人たちの心中など慮ってみた。。

帰りは下りなのでらくらく、のんびり蜥蜴などひやかしつつ 車まで辿り着いた後は温泉でひとっ風呂浴びてゆるりと帰宅。

 

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