ゆめ か うつつ か
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先日むしょうに回転寿司が食べたくなり、最寄りに自転車を走らせるも、かつてあったはずの回転寿司屋はいつの間にかWa民になっていたのであった。
呆然と近隣のスーパーをさまよったのは、寿司への執念なお諦めがたかったからなのだが、しかし、いざ鮮魚コーナーで寿司盛り合わせを見ても、いまひとつ食欲をそそられない。それもそのはず、「回転寿司が食べたい」衝動は、「寿司が食べたい」衝動とは異なっている。盛り合わせは予め詰められたバランスのよい寿司を食うだけだが、回る寿司の場合、ひたすら同じネタを食えるというのが決定的に違う。おなじ一貫、好きでもない軍艦やかんぴょう巻きを食うよりも、ホタテやうにに変換したい。極端に言えばホタテばかり立て続けに五皿くらい食いたい。。
そういうわけで失意のうちに気がついたらインドカレー屋に入っていた。ここまで回転寿司が食いたいのに叶わないなら、いっそ真逆の食い物を食ってやろうと思ったのかもしれない。
ちなみに私の好きなネタは一番ホタテ、二番うに、三番同列で鯛・えび・白魚・ギョク。
赤身はあんまり好きくない。

呆然と近隣のスーパーをさまよったのは、寿司への執念なお諦めがたかったからなのだが、しかし、いざ鮮魚コーナーで寿司盛り合わせを見ても、いまひとつ食欲をそそられない。それもそのはず、「回転寿司が食べたい」衝動は、「寿司が食べたい」衝動とは異なっている。盛り合わせは予め詰められたバランスのよい寿司を食うだけだが、回る寿司の場合、ひたすら同じネタを食えるというのが決定的に違う。おなじ一貫、好きでもない軍艦やかんぴょう巻きを食うよりも、ホタテやうにに変換したい。極端に言えばホタテばかり立て続けに五皿くらい食いたい。。
そういうわけで失意のうちに気がついたらインドカレー屋に入っていた。ここまで回転寿司が食いたいのに叶わないなら、いっそ真逆の食い物を食ってやろうと思ったのかもしれない。
ちなみに私の好きなネタは一番ホタテ、二番うに、三番同列で鯛・えび・白魚・ギョク。
赤身はあんまり好きくない。
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欲望について考える。
もともとわたしは物欲が何なのかよくわかっていなくて、考えたことすらなかった、その必要もなかった。服も靴も姉と同じサイズで、流行のものはすべて「お買い物大好き」な姉からわたしに流れてきていて、自分から「欲しい」と思うことも少なかったし。
そんな感じに思春期を「文字(本・語学)と旅行と食べもの」という、物ではない精神的充足に費やしてきたので、働くようになってからはわりと、困ったね。自分の使えるお金の範囲でまかなわなければならないものに、「ファッション」が入ってきたから。
何をどう買えばいいのか、いくら費やすものか、よくわからなくて結局今も、「ま こんなもんでどうにか溶け込めてるんじゃないの?」って、半信半疑で生きている。
なんかね 服とか靴にお金を使うのにまだためらいがあるんだ、服や靴が欲しくないわけじゃないけれど、でも、ほんとうにそれが欲しいの? そのお金で一月くらい台湾いけるよ? ツアーでいいならヨーロッパ行けちゃうし、みたいな思いがこみ上げてくるの。わたしの欲望はどうしてもそっちに行っちゃうの。
独身時代の姉は給料の八割をお洋服に費すタイプのひとで、そのころわたしは姉のそういった生活態度をどちらかというとあやぶんでいたが、しかし今は、そういうふうに潔く物にお金を費やせるのがうらやましいとも思う。
まずは 本当に欲しいもの を探すところからだな。
もともとわたしは物欲が何なのかよくわかっていなくて、考えたことすらなかった、その必要もなかった。服も靴も姉と同じサイズで、流行のものはすべて「お買い物大好き」な姉からわたしに流れてきていて、自分から「欲しい」と思うことも少なかったし。
そんな感じに思春期を「文字(本・語学)と旅行と食べもの」という、物ではない精神的充足に費やしてきたので、働くようになってからはわりと、困ったね。自分の使えるお金の範囲でまかなわなければならないものに、「ファッション」が入ってきたから。
何をどう買えばいいのか、いくら費やすものか、よくわからなくて結局今も、「ま こんなもんでどうにか溶け込めてるんじゃないの?」って、半信半疑で生きている。
なんかね 服とか靴にお金を使うのにまだためらいがあるんだ、服や靴が欲しくないわけじゃないけれど、でも、ほんとうにそれが欲しいの? そのお金で一月くらい台湾いけるよ? ツアーでいいならヨーロッパ行けちゃうし、みたいな思いがこみ上げてくるの。わたしの欲望はどうしてもそっちに行っちゃうの。
独身時代の姉は給料の八割をお洋服に費すタイプのひとで、そのころわたしは姉のそういった生活態度をどちらかというとあやぶんでいたが、しかし今は、そういうふうに潔く物にお金を費やせるのがうらやましいとも思う。
まずは 本当に欲しいもの を探すところからだな。
アレクサンドロス大王がインド遠征した際に、哲学者に尋ねた疑問。
問:生と死のどちらが強いか?
答:これほどの悪に耐えている生の方が強い
アレクサンドロスは当初、哲学者がうまく質問に答えられなければ殺すつもりだったらしいが、この答えに感服して褒美を取らせて下がらせたそうな。他の質問のやりとりも興味深いけど、私はこの質疑がしみじみと心に来た。
「これほどの悪」。二千年以上前に、既に世界は悪に満ちみちていたんだな、と思うと。
*
世界史をやり直してるんだけど古代ローマが面白すぎてそこから先に進めない。小学生のころギリシャ神話が好きだったので、順調に行けばそのままローマに行きつくはずだったんだが、しかし、一気に中国史に走っちゃったからなあ。とりあえずアレクサンドロス大王がすごくいい。なんていうかすごくいい。いやこのひとは厳密にはローマじゃないけどさ。あと隻眼の名将ハンニバル! 戦争も人殺しもキライだけどこのひとの戦い方は鮮やかすぎてため息が出る。戦争しかやってねえやつらだが、だからこそ、ストイックなんだよな。男はこういうのにロマン感じるんだろうなあ。
問:生と死のどちらが強いか?
答:これほどの悪に耐えている生の方が強い
アレクサンドロスは当初、哲学者がうまく質問に答えられなければ殺すつもりだったらしいが、この答えに感服して褒美を取らせて下がらせたそうな。他の質問のやりとりも興味深いけど、私はこの質疑がしみじみと心に来た。
「これほどの悪」。二千年以上前に、既に世界は悪に満ちみちていたんだな、と思うと。
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世界史をやり直してるんだけど古代ローマが面白すぎてそこから先に進めない。小学生のころギリシャ神話が好きだったので、順調に行けばそのままローマに行きつくはずだったんだが、しかし、一気に中国史に走っちゃったからなあ。とりあえずアレクサンドロス大王がすごくいい。なんていうかすごくいい。いやこのひとは厳密にはローマじゃないけどさ。あと隻眼の名将ハンニバル! 戦争も人殺しもキライだけどこのひとの戦い方は鮮やかすぎてため息が出る。戦争しかやってねえやつらだが、だからこそ、ストイックなんだよな。男はこういうのにロマン感じるんだろうなあ。