ゆめ か うつつ か
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就寝前、日影丈吉やら久生十蘭なぞをさんざ読み返した後、目を閉じてうとうとしていると、何かとてもよい密室トリックを思いついた気がしたので、急ぎまぶたをこじあけ携帯電話のメモ機能にぽちぽち打っていたら猛烈に眠くなって結局寝てしまった。
朝になり、残されていたナゾの一文が、タイトルのもの。
容疑者たちと探偵が密室に閉じ込められている間に起こる殺人事件!みたいな・・・・・・・。
・・・・・・ここまで話して、mには「なにそれ ギャグ?」と大笑された。なるほどそう言われてみると、大変にナンセンスな設定だと自分でも思った。しかも肝心のトリック部分はまるで要を得ていないメモで、どうやら「よい密室トリックを思いついた」時点で夢でも見ていたようだ。
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よく、良いアイデアが浮かぶ場所について「三上」(馬上=移動中、厠上=トイレ、枕上=寝る前)と言うけど、このうちトイレでアイデアが浮かぶことは、わたしはあまり無い。幸い胃腸関係は強いので、長トイレする機会もないし、それなら風呂のほうがずいぶん長居する。「三上」のひそみに倣えばさしずめ「湯中」とでもいうのだろうが、これだとなんとなく「湯あたり」と読まれそうで、間抜け。
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梅雨入りになってもいっこうまとまった雨も降らず、こりゃあ今年こそ空梅雨かな、と思っていたが、ようやく少しずつ湿りだしたようで、なにより。音もなく降りだす小ぬか雨とか、朝に夕に靄がたちこめる川沿いの道とか、この季節ならではの情緒だなあと思う。
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