ゆめ か うつつ か
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先日、親父が我が家の女性陣の茶碗をすべて割ったので、新たに買い求めてみた。
その名もゆかしい、立花という茶碗。立花というのは、わたしはそのほうには疎いのだが、生花の型の一種だとか。縦長で背の高いところ、糸底のあしらいも気に入った。
ところでなぜ女性限定で茶碗がすべて割れたかというと、うちは昔から男性陣の茶碗は丼茶碗を使うことになっているので、親父が茶碗をすべてひっくりかえしても大振りで丈夫な丼は割れなかったのだ。
子供のころから男は丼で飯を食うものだと思って育っており、わたし自身も十代のころは丼で飯を食っていたので、初めて他人の家で飯を食ったとき、その家のお父さんがえらく小さい茶碗(丼と比較して)で食べていてひどくびっくりした。大人になり、女のわたしよりもご飯を食べない男性が居るという事実にまた衝撃を受けた。いわゆる大飯食らいの家というか、いまだにご飯はひとり一合計算で炊いているからねうちは。
*
日本では、たとえば飯碗や箸は各個人の持ち物であり、毎回の食事のときは必ずそのものを使うことになっている。これを「属人器」といって、欧米には無い習慣らしい。中国ではスリッパなど足に履くものを共用にするととてもいやがられる、中国のホテルで部屋に用意されるスリッパが紙製なのはそのためだという。
人間は、何を「気持ち悪い、嫌だ」あるいは「よい、OK」と感じるか、その好悪の感覚が一致するか否かでそのひとと仲良くなれるかどうかがある程度決まるとわたしは思っているので、日本人が国際結婚するってやっぱり相当困難なんじゃないかと思うのよね。ひとはだれでも、自国の文化という十字架を背負っている。
ところでなぜ女性限定で茶碗がすべて割れたかというと、うちは昔から男性陣の茶碗は丼茶碗を使うことになっているので、親父が茶碗をすべてひっくりかえしても大振りで丈夫な丼は割れなかったのだ。
子供のころから男は丼で飯を食うものだと思って育っており、わたし自身も十代のころは丼で飯を食っていたので、初めて他人の家で飯を食ったとき、その家のお父さんがえらく小さい茶碗(丼と比較して)で食べていてひどくびっくりした。大人になり、女のわたしよりもご飯を食べない男性が居るという事実にまた衝撃を受けた。いわゆる大飯食らいの家というか、いまだにご飯はひとり一合計算で炊いているからねうちは。
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日本では、たとえば飯碗や箸は各個人の持ち物であり、毎回の食事のときは必ずそのものを使うことになっている。これを「属人器」といって、欧米には無い習慣らしい。中国ではスリッパなど足に履くものを共用にするととてもいやがられる、中国のホテルで部屋に用意されるスリッパが紙製なのはそのためだという。
人間は、何を「気持ち悪い、嫌だ」あるいは「よい、OK」と感じるか、その好悪の感覚が一致するか否かでそのひとと仲良くなれるかどうかがある程度決まるとわたしは思っているので、日本人が国際結婚するってやっぱり相当困難なんじゃないかと思うのよね。ひとはだれでも、自国の文化という十字架を背負っている。
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