ゆめ か うつつ か
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
うだるような暑さに寝付かれずベッドの上で本を捲っていた夜半、さらさらと雨の音が聞こえ、やがて激しい閃光、轟く稲妻の音。紫いろの光が部屋を縁取りそして消える。
勢いを増した雨は屋根を壁を、叩き壊さんばかりに弾く。天気に銀行があって好きなときに引き出せるならこうもあろうか、夕立の一滴も降らなかったこの一週間の雨水を、貯めに貯めて繰越したみたいに。
この世の終わりもしくは始まり、明日の朝起きたら旧約聖書の世界よろしく大洪水になっているんじゃあるまいか、と夢想しながら眠りに落ちた。
勢いを増した雨は屋根を壁を、叩き壊さんばかりに弾く。天気に銀行があって好きなときに引き出せるならこうもあろうか、夕立の一滴も降らなかったこの一週間の雨水を、貯めに貯めて繰越したみたいに。
この世の終わりもしくは始まり、明日の朝起きたら旧約聖書の世界よろしく大洪水になっているんじゃあるまいか、と夢想しながら眠りに落ちた。
PR