よしこ！

言うまでもなく駐車場の名札だが、なんとなく甲子園での代表校入場を思い出させる佇まい。

小人閑居してファッションチェックをなす。

超眼精疲労、と言われてからとりあえず電車内読書を控えてみたが、なにしろ通勤時間が一時間ほどもあるので暇を持て余してしまう。中央線が高架になってから車窓の見晴らしはよいのだが、それも都内へゆくに従い高層ビルに閉ざされてゆく。

仕方ないので、眼を使わずに手軽にできる暇つぶしとして、車内のファッションチェックを勝手に楽しむことにした。

若い女の子はさすがにセンスのよい人が多く、流行のマキシスカートやパステルカラーを取り入れる人、古着ファッション、ロリータなど、見ていて飽きない。比べると男性は、なかなか無彩色から脱出できていない人が多いような気がする。まあ、男性の場合、社会人ともなると基本スーツだし、仕方ないのだろうけど。

今日は還暦近いご婦人、紫紺の服に虹色と金色が混ざったバッグを持った、クリムト調の着こなしが私的ベストドレッサー賞。梅雨らしい滲んだ色彩、ネックレスがまたデコラティブで、このくらいの年齢で個性を出した装いができるのは素敵だなと思う。

怪奇！人喰い券売機！？

 　券売機前に、不自然に靴が脱ぎ去られていた。

m「吸い込まれたんじゃね？」

ホラーだな！

眼球年齢、還暦。

わたしはもともと視力が悪く、普段からめがねとコンタクトを使い分けているのだが。

近年どんどんものがみえなくなり、半年単位でめがねを買い替えていたら、本日眼科でこういわれた。

「老眼の症状が出ていますね」。

ローガン？　まさか！　と、聞きなおすと、医師は「年齢的にはありえないんですけどねー」と言いながら教えてくれた。

ひとの視力は一般に、成人後は変化しないものらしい。
視力が落ちたな、と思ってもそれは一時的な眼精疲労で、目を休めれば治るのだという。

眼精疲労というのは、ものを見るときのピントを合わせる眼筋が疲れて動けなくなっている状態だが、
その眼筋の衰えが老いからくるものが老眼。

わたしは目の酷使で眼筋の回復が追いつかず、慢性的な眼精疲労→老眼状態となっているのだそうだ。

「とにかく目をやすめてくださいね。このままだとあと五年以内くらいに確実に老眼になります」

あ・・・はあ・・・まあ、できれば・・・。

できるのかな・・・・・・？


＊


ちなみに老眼は中国語で「花眼」。
どこまでも花という字につきまとわれるなあ・・・

吉祥寺散策

姉のオゴリでジブリ美術館へ。

　　数年前に来たときより草ぼうぼうだったが、かわらぬ姿のロボット兵と合間見えつつ。企画展示があいかわらず秀逸でよい。今回は、「挿し絵」をテーマにアンドルー・ラングの世界の童話全集をフューチャーしており、わたしも幼いころに親しんだものもあって懐かしかった。

　西荻窪「甘いっ子」にて、再び氷をいただく。イチゴ金時。ここ、前から来たかったんだ！！
ちょっと肌寒い日だったので、あったかいぜんざいも頼んで姉とはんぶんこ。

母は「少女」、姉は「女子」、という印象を、会うたびに受ける。

かくいうわたしは誰かしら会うたびに「文学青年」または「小学生男子」といわれる。どっちも女ですらないんですけど。。