台風一過なう。

運転していたら、突風に煽られて車が対向車線にはみだした。その時点でｍを駅まで送るのを断念し家に匿った、川を越えずにｍを送ることはできないし、橋は横風が吹きまくっていて、軽自動車で越えるのは不安だったからだ。

ｍはこの四月から進学のためひとり暮らしをはじめたが、さっそく不眠症に陥っているらしい。わたしも１８のとき初めて家を出たが、不安のあまり二日ほど外に出れなかった（とはいえ私の場合は行き先が中国で、言葉もできず、当時はインターネットも普及しはじめで、なかなか家に電話することもできなかったということがある）。懐かしいなあ、そのうち慣れるよ、大丈夫。寂しいのは永遠に続くし、帰る場所はどこにもないってことに。


＊


で　まあネットの「電車なう」でこまめに路線情報を見ていたら、いろいろ面白かった。アナウンスが。

「行き先は決まっておりません」、「行けるとこまで行きます」、「（電車が）止まってる理由は五つあります」とか。すごいフレシキブル！　マニュアルどおりじゃないのがいいね。型どおりの文句じゃなくて、ほんとに駅員も必死にアナウンスしてるんです感が出てるのがすごくいい。

でも「帰れないのは私も同じです」は、ちょっと、泣けた。

デジャヴ。

エイプリルフール当日、友人から、「入籍しました」メールが、しかも婚姻届の画像つきで、来た。

ちょっと前まで自分がさんざん使い倒していた四月馬鹿ネタなので、画像を睨みしばし熟考するも、三十路過ぎてこんなホラ吹いて喜んでいるのはわたしくらいだという結論にあっさり至り、素直に「おめでとう」メールを送る。

ホントに入籍してたので、二つの意味でよかった！と思う。




今年は嘘つく余裕、なかったなあ……。ネタとしては、桃の枝に桃缶を取り付けたりとか、考えてたんだけど。
来年に乞御期待！

個性的すぎるとんかつ屋

メニューからして非凡。

　「おしりぺんぺん」￥２３１０なり。ＳＭ喫茶か！


味は平凡だった。

岩盤パワー

この間、生まれて初めて岩盤浴を体験した。

岩盤浴、すなわち岩盤にて浴する。実態は、熱をよく通す岩盤の上に寝転んで無理なく発汗を促し代謝をよくするというもの。

ひところ流行していたが、流行しすぎてなんか疑似科学的なレベルで喧伝されてた（ガンが治る！万病に効く！的な）のでちょっとヒいてた岩盤浴。

トルマリンだのの石がちりばめられた板に寝転んで何がデトックスなのかと。確かにある種の鉱物は薬効があったり、宝石のきらめきが心を豊かにしてくれこそ、しょせんはただの石。癒しだのヒーリングだのを過度に求めるのはなんか怪しい霊感商法みたいと、うさんくさく思ってたが、体験してみてかなり認識を改めた。

ヒーリング効果はわからない。劇的に体調が改善したというわけでもない。

ただただ、ものすごい汗をかいた。

それだけなんだけど、でも、汗をかくのって気持ちいいね！

本来ならスポーツなど体を動かさねば得られない爽快感を、寝てるだけで得られるのがポイントなのかな。とにかくよかったです、岩盤。

日常のなかのアート

山を散策中、突然出現したグッドデザインな水飲み場。