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ゆめ か うつつ か
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朝方まで降っていた雨が、午後から止んだのは、祖母の配慮かしらとか。




祖父母の墓は、東京を見下ろせる山の中にある。遅い紅葉が雨上がりに雲を吐き、実に美しかった。父が、祖父母のとなりの地を買う気になったのも道理だ。

父「俺のときは簡単でいいよ。散骨とかさ、遺灰を撒いておしまい」
姉「じゃ、ここにばら撒く?」

笑!

生前に墓を買うと長生きするというから、せいぜい長生き、それも健康で、してほしい。







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今季いちばんの冷え込みの中、『リアル・スティール』の試写会に当たったGのお誘いで、ありがたく新宿へ。この月末は都内へ出向く用が多い。いやまあ仕事で毎日通ってるけどさ、しかし新宿なんて毎日の「通過地点」であってわざわざ遊びにいくところじゃないのだ。とはいえ何でもあるのはすばらしい。ホレンディッシュ・カカオシュトゥーベのレモンケーキを買いこみ、試写会へ。(感想は「続き」から)



試写会のあと、どうせなら新大久保で韓国料理でもということになり、新宿から線路沿いに歩く。わたしが韓流にハマッていたのは十年以上昔で、新大久保もそれ以来。昔は地味めなコリアの留学生かアジョシアジュンマ(おっちゃん・おばちゃん)くらいしか居なかったのに、今は華やかな女子大生やOLがきゃぴきゃぴしており、道も明るく、嗚呼・・・としばし隔世の感に目をしばたたく。なんかもうすごかった。

 ほほえみを絶やさぬよんさま人形。

久々にチャジャミョン(ジャージャー麺の乾麺)を買えたのは嬉しかったけど。

サムゲタン(鶏煮込みスープ)が食べたいと思ったがどこも軽く二千円越えで、ああ韓国では700円くらいで食えたのに・と思ったら悔しくなり、結局適当に入った店でGとサムギョプサルやら海鮮焼きを山分け。ゆずはちみつサワーは美味しかったな。美味いよな韓国料理。

 たことか海老とかお肉とか。レタスに巻いていただく。ウマい。

その後、昔留学時代に友人がよく作ってくれたプゴクッ(たら)のスープが恋しくなったので、家で作ってみたが、弟には美味いと言われるも両親にはウケが悪かった。にんにくのにおいがどうにも鼻につくらしい。これもジェネレーションギャップかしらね。





に、お呼ばれしてしまい

それがちょいと目上の方ばかり集う会で

しかもあまり話したことのない方ばかりで

すわ! とばかりに食事マナーのおさらい、はやりのドラマチェック、セレブゴシップ、トレンドなどなどについて下調べし、幾度もシミュレーションを重ね、その返答をまたイメージトレーニング・・・・・・・

なんてやっていたら行く前からなんていうかげっそりしてしまった。

綺麗なお姉さま方に囲まれるのはとても嬉しい、と同時にとてつもなく緊張する。被ってる猫の皮をいつ剥がされるか、自らの異質さをどこまで隠しおおせるか、びくびくしながら居るからだと思う。







「嫌われたくない」って、ずるいのかしら。
保身は、でも、あの場の誰もが考えていたことだと思う。

そういう意味でとても勉強になった。















中国語で、「湯婆」と書いて「たんぽー」とよむ。日本ではそれに「湯」をつけて「湯湯婆=ゆたんぽ」と読んでおり、いわゆる「頭痛が痛い」の類の重複語ではないだろーか、と思うのだが、まあ ゆたんぽ のほうが たんぽより可愛い気はする。

そもそも「婆」というのは母、妻などという意味で、日本ではいつのまにか「おばあさん」のイメージになってしまったけど、もとはもっと若い女性を指す語だった。母のやさしい胸に抱かれて、あるいは女のやわらかいからだを抱いて眠るあたたかさ、それがゆたんぽのあたたかさ。

いや、最近深夜帰宅があいついだときに、母がこっそりゆたんぽを仕込んでおいてくれてなんだか嬉しかったの。。





今でもあるかどうかはさだかではないが、ひと昔前の中国では、夏になると「竹夫人」とゆうものを愛用したらしい。これは竹篭を編んで作った抱きまくらで、寝苦しい夜、竹のさわやかな香りや風通しに涼しさを求めたものらしい。

しかしゆたんぽも竹夫人もなんだかひっそりエロスな匂いがする。寝室で使うものだからかしら。









祝日が水曜日で週のど真ん中だと、 二日出勤→休み→二日出勤→休み で、なんだかお得感がある。

すべて祝日は水曜日にしてくれればいいのになあ、土日にくっつけるより嬉しいよ。

・・・・・・と ここまで書いて、休みの間に仕事が片付いてくれてるわけじゃないのだと思い直した。困るよ休み。




昔、中国人と祝祭日について話していて日本の「天皇誕生日」のことになり、「前の天皇誕生日は確か、みどりの日っていうのになってる」と教えたら、「これからの天皇の誕生日が全部お休みになるなら、いつか年中祝日になっちゃうんじゃない?」といわれた。そうだね。そこまで日本があったらね。

ややずれるが、カトリックの聖人節も、ときのローマ法王がどんどこ聖人を増やしたがために365日では足りなくなってしまったことを思い出した。だぶったり、残りは全部まとめて11月1日に祝ったりしてるんだよね。手抜きといおうか合理的といおうか。















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