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E・トッドの新ヨーロッパ大全を読んでるらしく、面白い話をいっぱい聞いた。マルクス主義で解決しないものを家族形態で説明する…か。学部時代にちょこっとやったけどもののみごとに忘れていた、新ヨーロッパ大全ほしい。サルコジの政策話やらCPE、ド・ヴィルパン首相の転落話なんかもすごい面白かったなー。
フランスって伝統的にアルバイトっていうものがなくて、正社員って言う雇用形態しかないんだって。そんで保障がすごいしっかりしてる、CPEは26以下の雇用後二年未満の社員を理由なく解雇することができるっていう法で問題になったけど、それもちゃんと失業手当が相当つくんだって。日本よりよっぽどまとも、ってMはゆってた。結局撤回されたけど、やっぱ正社員優遇がフランスの伝統だ!っていう意識があるらしい。フランスってそういう…フランス人意識っていうか、ある意味パトリオットな考えが強いんだなあ、って思っちゃう。
デモっていうのが抵抗の意思表示だっていう話とか。今の日本では意思表示すらしない。
一部のエリートが政治をする寡頭政治、普通選挙の中立化問題なんかが問題になってるらしいがコレ今の日本そのものじゃねえ?って話もうなずけた、右も左も無い、選択の余地が無い選挙。
そんで話は改憲論まで転がって、憲法改正案の反対論賛成論こもごも、含めて集団自衛権の問題とか…
Mは基本的に右より…つうか日本大好きなのだけど、ちゃんと左の本も読み込んでて偏った発言はしないから、あたしみたいな無知なノンポリにとっては大変勉強になった。どういうことが起きているか は分かっても、どうして・どこが・どのように問題か という部分について、昨今のマスコミはあまり深く突っ込まないので、たまにMの話を聞くと目からウロコの落ちる思い。
「格差社会っていうけど日本にゃアメリカや途上国のようなあからさまなスラムはねえし毎日のように餓死者もでねえ、結局日本はまだまだ豊かな社会で、そん中の格差なんてたいしたことねえぜ」 ←格差批判
うーん だからこそこれ以上格差を広げないよう・って予防策を講じればいいんじゃねえの、って思ったけどこの辺まったく不案内なので言及は避けておく。
ま 結局 豊かな社会に争いは起きないってこと・・・
最後は宗教論で〆。喫茶店二件はしごして6時間近くだべってた、つかれた。