たまにはゲイジュチュ。

映画「ブエノスアイレス」の制作ドキュメンタリー、「B.A.摂氏零度」を観た。

夜は「もがりのもり」。虎落笛のもがりかと思ってたが、違った。

「ブエノスアイレス　摂氏零度」
実は以前中国語で観ててあんまり良く理解して無いので借りてこようと思ったら間違えて「あれから十年～製作裏話」のほうを借りてしまった。やられた。でもあいかわらず映像きれいだし歌のチョイスもすごい。W・カーファイは留学前から知ってて欲望の翼も堕落天使（邦題忘れた）もチョンキンマンション（邦題も原題も忘れた、どっちがどっちだったか…）もそれなりに好きだったが、ドキュメントちっくにやるならレスリーの自殺をもうちょい取り上げて欲しかった。ムリか。そういやおとーとに聞いたが、3のつく年は香港スターが死ぬとゆう迷信があるらしい。。映画感想というより雑記にちかいが一応あげておく。

「もがりの森」
朝新聞で取り上げられてるのをみて、夜偶然思い出したから観た。カンヌでパルムドールとった(←まちがい。特別賞だった)のに、一般公開前に放送してくれるなんて粋だと思って。たまにはやるねえぬえちけい！でもBSハイビジョン、天候のせいでめっちゃ画像荒れてた…

呟くような言い回し多いから、日本語が聞き取れなくて困った。リアリティあるけどね。ていうか作中一番多い台詞が「しげきさーん！！」。…確か、しげき。。認知症の爺さん。
あ、物語は認知症の老人と、子を亡くしたヘルパーの女性が心を通わすという内容。淡々と物語が流れてくけど描写はしっかりしてるし難解とゆうことはない。むしろ演出とか台詞回しにちょっとあざとさが感じられるほどだった。でも森とか山は好きだし映像見てるだけで和んだ、奈良の山は佐保路を去年少し歩いただけだけど、おだやかでなだらかでいいよね。途中、スイカ盗んだ爺さんが逃げ回るとこはほほえましかったし大水が出て老人を引き戻そうと真千子が泣き叫ぶシーンなんかは、「子供の手を離してしまった」台詞思い出してうっかりうるっときた。集中して観れたらよかったな…

実は観る直前に、父と「人間以外に自分とともに生きてくれるよーな長寿の生き物は樹だけだ」って話をしてたので映画の内容との符牒にびっくりした。そういやうちの兄弟姉妹はみんな生まれたときに植樹している。兄は泰山木、姉は杏、弟は松。わたしの山茶花は２・３年で蟻に食われて枯れてしまったのが悔しいし不吉だけど、いかにもわたしらしいエピソードだなあとも思う。。

もがり　の原義は　喪が明ける　なのか、ちょっと勉強になった。